シンの悩み…

「……はぁ…」

「なんだよーため息なんてついて。もう食べないのか。シン」

「………食欲がなくて…」

「悩み事か？」

「……（じっ～）」

「んっ？」

「……（じとぉー）」

「なんだよ…」

「湊さん！」

「なっ…なんなんだよ！」

「どうして初夜の次の日からまた、寝室別々なんですか？」

「…しょっ…しょしょ初夜って……！」

「俺は湊さんと一緒の部屋で寝たいのに…」

「……」

「そんなにヘタでした？俺……？」

「……はぁ？……あほか」

「うぅぅ……」

（クスッ…）

「………その反対だ…………ばかたれ…」

「えっ？！」

「だいたいな〜お前の言ったヘタって何定義？上手いとか下手って何基準なんだ？」

「……」

「そんなくだらねー事でいちいち悩んでんじゃねーよ」

「……だって…湊さんは経験者だから…」

「お前が初めてなのはわかってるよ。初めてで上手かったら逆にこぇーわ。ってか、引くぞ…」

「……でも」

「今俺が付き合ってんのは誰だ？お前だろ？」

「……そうですけど…」

「お前言ったよな。生涯俺だけが好きだって」

「……言いました…」

「そのお前と一緒に居る事を俺は選んだんだ。だったら、これからお前以外のやつと比べるとかやめろ」

「でも…寝室は別々…」

「シンちゃん、そこ、こだわり過ぎ」

「だって…俺はもっと湊さんとイチャイチャしたいのに…」

「寝室別にしたのは…………」

「したのは？」

「仕事が…手につかねーんだよ……」

「……どういう意味ですか？」

「あの日以来…お前と…その…ことばっか考えて…て…」

「えっ！」

「喜び過ぎ…シンの…あほ……」

「俺はてっきり俺のテクニックが及ばないばかりに湊さん怒らせたのかと…」

「なんのテクニックだ…バカ太郎」

「湊さんが四六時中俺の事ばっかり考えてくれてるなんて嬉し過ぎます！パクっ」

「お前…食欲ないじゃなかったのか…？」

「安心したらお腹空いちゃって」

「…まったく…笑」

「なんだか今日のご飯はいつもより美味しく感じます♪」

「いつもと変わんねーよ」

「♪」

「週末は早く帰って来いよ…」

「えっ？何かあるんですか？」

「///わかんねーなら、いい…」

「あっ…」

「………」

「わかりました！じゃ、週末に向けて復習しときます！」

「…ふ…復習？なんの？」

「初夜の反省点を踏まえて今後の対策を…」

「前言撤回していい？」

「ムリです。この耳できちんと聞きましたから。早く帰って湊さんと寝ます！」

「寝る…とか…はっきり言うな…///」

「レポートにまとめておこうかな…」

「はい。アウト〜未来永劫、慎太郎くんとは寝室別にしま〜す」

次の日ーー

「昨晩はすみませんでした…」

「なんの事？」

「レポートにまとめるのはやめました」

「……当たり前だ！バカ太郎」

「箇条書きにしてみました♪」

「何が違うのかな……？」

「見やすく復習が………イッて！……湊さんゲンコツはやめてください…」

「朝からくだらねぇ事ばっか言うからだ！部屋に鍵つけてやるっ！」

「すみません。湊さん。もうしません」

「わかればよろしい」

「週末は一緒の部屋で寝てもいいですか？」

「………可愛い顔でこっち見んな！」

「良いって事ですね！」

「プラス思考過ぎるぞシンちゃん…」

「鍵は付けないで下さいね！」

「……はいはい」

「夕食は俺が愛情いっぱいの手料理作りますね！」

「……はいはい」

「それと、お風呂先に入らないで下さいね」

「……はいは…ぃ…ん？なんで？」

「俺が湊さんの身体じっくり洗うんで」

「はーい。南京錠のでっかいの付けまーす」

「湊さーん！」

【あとがき】

楽しい楽しいイチャコラしんみな　いかがでしたか？

続きの週末編書こうか迷い中です　笑

リクエストあれば続編もあり？

これはこれで終わりでも良いかも？

作者の頭の中で、しんみな　がイチャイチャ始めたら書きますね♪

最後までお付き合いありがとうございました♪

次回作は、どっちだ　笑

月乃水萌