オレは王馬小吉。
嘘ばかり付いていて、多分信用はゼロだと思う。
そんな俺の話_____________
「ゆーめのちゃん!」
密かに自覚している。「夢野秘密子」に片思いをしていること。
多分、クラスのみんなにはバレているだろう。
「またイタズラか…?」
夢野は少し間を置いて返事をした。疑われるぐらい信用はされていない。
まあ自業自得なんだけど…
「実はね…俺彼女出来たんだよね〜」
「…そうか」
俺はわかりやすい嘘をつく。多分バレているだろう。と思っている間
に素っ気ない返事を返された。
このままじゃつまんないと思い、適当に嘘をついた____________
「それでさー…」
「んあ…自慢はそこまでにしてくれ…ウチは部屋に戻る」
といい夢野は帰ってしまった。
おかしい。
完全に信じているはずなのに、全然嫌がっていない…