赤桃、今回別にそこまで悪くない
バンッ!と強い音がして扉が開く
「うぉ!?」
ヨレヨレのスーツにボサボサの頭、目の下はクマだからけで目は死んだ魚そのもの。
「うぅ゛、さとちゃっ」
なっさけねぇ声w 可愛いな
「どーしたんだよ、莉犬w」
俺の胸に顔を埋めてぐすぐすと泣く姿は2、3歳の子供そっくりだな。頭を撫でどうしたんだよと優しく言葉をかけ続けても泣くばっかで話しにならない。
「莉犬、1回落ち着け、な?」
「さとちゃ゛〜〜ッ!」
「辛かったな、いい子だから、落ち着こーな」
こりゃ、そーとー時間かかるな。
半分諦めとりあえず莉犬が落ち着くまでされるがままにしとく。どうせ泣き疲れて寝るだろ
「さ、さとっ、ちゃ」
「ん、どうした?」
涙と鼻水でぐっちゃぐちゃだな
「おっ、お゛れもっとがんばるッから!」
「莉犬?」
「ちゃんと仕事するし、依存しないし」
「莉犬、ちょっ」
「煙草もお酒も、殴るのも全部辞めるからッ゛」
「莉犬、落ち着け、大丈夫だから」
体温の感じない身体ももう慣れた。自立?莉犬が?そんな訳ない。そんな事できるはずねぇんだから、そうだよな?莉犬
「大丈夫、お前は今のままでいいんだよ」
頑張るな、他の奴のとこに行くな。俺以外に依存すんな。ダメダメなお前がいいんだよ
「でも、おれなんか…っ」
「大丈夫」
「さとちゃんだって別れたいって思ってんでしょ!前の奴らみたいにダメな奴とか思ってどーせ俺の事捨ててくんだろ゛ッ゛!!」
可愛い、何もできないダメ人間で人に依存する以外で生きてく方法知らないお前が俺は大好きだよ
「大丈夫、俺は離れねぇよ」
「さとちゃっ…」
「なんて、言うと思ってんのか?」
「あ゛ぇっ?」
ふざけんなよ、何も思ってねぇわけねぇだろ
「そんな事ないぞってヨシヨシされたくて”俺なんか”とか”別れた方が”とか言ってんだろ?バレバレなんだよ、ばーか!w」
「望み通りずっ〜とヨシヨシしてやるよ♡」
「うるせぇ゛ッ、お前なんかに゛!」
「どこにも行けないくせに突き放すようなこと言うなよ、俺がずっと一緒にいてやるから」
怒った、怒ったw悔しいよな?知ってるぞ、でもそんな事言ったって他に行けねぇし、俺以外の居場所なんてどこにもねぇからな?
「おれ゛だって、がんばってんのにィ゛っ!」
「うんうん、頑張ってるぞ、莉犬は」
その頑張りは周りに届いてないし、何より無駄だってことに気づけよ、そんなんだからお前はずっと1人でだーれも助けてくれないんだぞ?
「でもこんなのじゃ自立できねぇな?」
「でも大丈夫だぞ、俺がずっと面倒見てやるからな?♡」
「ごめんなざィ゛ッ、出来損ないで!!」
そうお前は出来損ないなんだよ。周りに馴染めない可哀想な奴なの、だからずっと俺と一緒にいてずっーと俺にだけ縋ってればいいんだよ
「出来損ないとかそんなのどーだっていい」
「だって、周りはお前に興味ねぇんだよ、頑張ったって知らねぇし、都合いい時だけ話しかけて優しくしてんの」
「あ、俺は違うぞ?俺はお前の全部を愛してるからな?♡」
「さとちゃっ、さとちゃんは俺の事好き?」
情けねぇな、ほんと。弱くてダサくて何も救えない。出来損ないでグズのお前を愛せるのは俺だけ…♡♡
「だいすき、ずっと一緒にいよーな?」
「うん、さとちゃん、すきっ」
ちゅっ、ちゅ…♡
軽いリップ音が部屋に響く。
早く早く、俺の中でお前を感じたい。
「莉犬、早くこいよ…♡」
「さとちゃん…っ /」
ずぷっぱちゅ …♡
「ふっ…んん゛♡」
肌がぶつかり合う音が直に聞こえて気持ちが悪い。セックス自体好きな方でもないのに
「あ、さとちゃっ、すき♡」
膝裏を持たれ、どんどん奥へと入ってくる。
「んぐ、ぅ゛えぷっ♡♡”」
内臓が圧迫されて、意図せず声が漏れ出る。気持ち悪い、きつい。必死なってるのが可愛い。俺だけのもの♡♡
「さとちゃん、集中して?」
ごちゅんッ♡
「ひゅぉ゛ッ、♡♡♡」
「ォ゛!う、ん゛、ぐィ゛♡♡♡♡」
呆気なく精子をぶちまける俺を全く気にせず、ずぷずぷ♡と莉犬のが奥へと入っていく。
無理矢理される感覚と、相手に犯される感覚。いつもは自分が上なはずなのにと興奮して中を締めてしまう。
「うはっ、中締まったよ?♡」
「るせっぇ゛♡」
「かわいい…、」
そんな目で俺を見るな。いつもは弱気なくせに、腹が立つ。優しい手も俺の中にあるのも全部全部俺のことを好きだと主張していて嫌いだ。
ずぷっ♡にゅぷっん♡
「きらぃ゛、も、やぁ゛ッ、♡♡」
「嘘つけ、中締めてんのに何言ってんの?」
「あ゛、ぁ゛、♡♡まって、まって!゛♡」
「待たない」
ぐぷぷっ…♡と嫌な音がして無いはずの子宮が疼く。イかされたくない、これ以上恥ずかしい姿見せたくないはずなのに
「オ゛、ぅん゛♡♡♡すきっ、りぃ゛ぬ♡」
「すき、ら、だぃ゛すき♡♡」
莉犬の頭をぎゅっと抱きしめてすき、すきっ♡と俺は力なく喘ぎ続ける。
ぐぷっ♡ごちゅッ♡
「俺もすき、だいすきっ」
「んぎィ゛♡♡」
「だめ、もぉ゛♡♡おぐ、おくきちゃ♡♡」
無理だと言ってんのに「まだ行ける」と腰を止めて貰えず、更にぐずり出してしまう。こんなの見られたくないのに、気持ちよすぎるせいか、それとも羞恥心のせいかよく分からない涙がずっとボロボロとこぼれ続ける。
「かわいい、泣いてんの可愛い」
じゅぷっ♡ぬぽっ♡
「ねぇ゛!!!りぃ゛ぬッ゛♡♡♡♡」
「どしたの、さとちゃん?♡」
「こしィ゛、こじとめろ゛ォ゛〜ー♡♡♡」
「やだよ」
腰をゲシゲシと蹴る脚を簡単に掴まれる。身体も力も何倍も俺の方が強いはずなのに、どれだけ抵抗しても莉犬の力に全くと言っていいほど敵わない
「ばかっ、へんたぃ゛♡♡」
「ケツハメされてイってる方が変態だろw」
「ぐゥ゛ッ、♡♡」
否定もできない事実だ。でもこんな弱い年下の奴に俺は今犯されてるんだと思うと中のものがひどく熱く感じてイきかける。
「ちょ、中締めんなよ、/」
「も、むりィ゛♡ひぅ゛、んぐ、♡♡」
「ごめんって」
「ごめんね」と優しく謝る声が聞こえるが許す気は無いので無視する。俺の事こんなにしといて許す気があるわけないに決まってるだろ
「中、出すよ…?♡」
「こぃ、はやくっ♡」
「素直じゃないなぁw」
どの口が言うんだ。幸せそうな顔しといて
ラストスパートと言わんばかりに腰を打ち付けられる。さっきよりも早く、その分強く快感が身体中を痺れされる。
ごちゅッ♡ごりゅ♡
「…イくっ♡」
「ん゛、っ、ぁ゛…っ〜ー♡♡」
びゅーっと中に熱い精子が出される。
もう既に頭が真っ白な俺には何も考えられずただ脱力しきる。そんな俺を横目にぐりぐり♡と塗り付けるようにちんこを俺の中に押し付けてくる。
「んん゛〜ー、♡♡♡」
ぬぷぷ…っ、ぬぽ♡と厭らしい音がして俺の中から異物が出ていく。物寂しさが残りぽっかりと穴が空いたようで少し寂しい。
「寂しいって顔してる、足りなかった?」
俺の顔を見下ろしながらどこか余裕そうに聞いてくる莉犬に少し、イラつきでもその通りで心の声を読まれたようで恥ずかしい
「んん、まぁ、な?/」
「へっ…!?/」
なんでお前が照れてんだよ。
「す、素直だね、なんか、珍しい」
「別に、ほんとのことだし」
視界の端でベットに突っ伏する莉犬。
何してんだよ、こいつ
「かわいぃ、可愛すぎるぅ゛」
「ばっかじゃねぇの?」
「さとちゃん、絶対幸せにする」
「当たり前だろ」
別に、俺はお前がいるだけで充分だけどな
言ってやんねぇけど。
☺️☺️☺️☺️☺️
コメント
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最初よわよわでボロボロだった赤くんが結局上なのまじ尊いです…💗最後は弱気にってすぐ好きって言っちゃう桃くんも最高です!
好こ
最後の言ってやんねぇけど。って!!大好きだ😭ありがとうございます!!