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大我side
今日は珍しく僕にベッタリな北斗、いつもなら樹に甘えてるのに。甘えてくれるのは嬉しいけど、樹と何かあったのかな?
大我「北斗、樹と何かあった?」
北斗「ん?なんもなぁよ?」
大我「樹と一緒じゃなくていいの?」
北斗「うん、きょーはたぁがといっちょ!……やら?」
大我「ううん、嫌じゃないよ!」
後で樹に聞いてみようかな?ほんとに何も無いのか。
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優吾「北斗、お仕事の準備するよ」
北斗「はーい!」
髙地に言われて積み木をちゃんと片付けて準備しに行った北斗。
慎太郎「珍しいよね、樹じゃなかったの」
ジェシー「うん、大我とずっと遊んでたね」
慎太郎「まぁそのせいで樹死んでるけどw」
慎太郎の言葉を聞いて樹を見るとほんとに魂が抜けたみたいになってた。
大我「樹、大丈夫?」
樹「……ぅん」
大我「ねぇ、北斗と何かあった?」
樹「別に何もないよ。朝起きたらベッドにいないから降りてきたらこの状態だった…」
大我「そっか」
樹に聞いても樹も分からないらしい。ほんとにどうしたんだろ?北斗。
優吾「北斗、マネージャー君来てくれたから行っておいで」
北斗「うん!いってきましゅ!」
慎太郎「行ってらっしゃい!」
ジェシー「頑張ってねぇ」
大我「行ってらっしゃい」
皆で北斗を見送った後、髙地が急に口を開いた。
優吾「心配すんな、あれは樹を思っての行動だから」
樹「えっ?」
樹を思っての行動?どういう事?
優吾「昨日、樹めっちゃ疲れて帰って来たじゃん。北斗はそれを見て今日は甘えちゃダメだって思ったみたい」
大我「樹に休んで欲しかったからって事?」
優吾「そう」
慎太郎「優しいぃ!」
ジェシー「可愛いねぇ、AHAHA」
なんだ、そういう事か!優しいね!
皆が“優しい”“可愛い”って言ってる中、樹は何も言わずに手で顔を覆って下を向いてる。
大我「樹、どうしたの?」
僕が声をかけると樹が顔をあげた。
大我「えっ!なんで涙目なの!?」
樹「あいつ……優しすぎんだろ!俺、嬉しすぎて死にそう」
ジェシー「AHAHAHAHA」
優吾「大袈裟w」
まぁ気持ち分かるよ。僕が同じ事されたら多分同じようになるもん。
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夜、北斗が帰って来て真っ先に玄関に走って行く樹。
樹「北斗、おかえり!」
北斗「うわっ!たらいまぁ、じゅい」
なんか変な感じ!いつもなら逆だもん。
樹「北斗ありがとな!でも、いっぱい甘えていいぞ!」
北斗「じゅい、げんき?」
樹「そう!元気!」
北斗「じゅいー、ギュッ 」
樹「かぁいい♡」
見てて微笑ましいね!
それからはいつも通りの光景になった。 北斗の優しさがいっぱい見れた1日だったな。