テラーノベル
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こんにちは!
さんちゃんです。
バレンタインのお話を書きたく!
一日遅れで書かせていただきました。
ちょっと長いかもですが、ご了承を。
2人が学生の設定です!
下ネタは0!
誰でも見ることができます。
見て行ってください!
では、どうぞ!
「こ、これ、まぜ太先輩に渡してください!」
学校に着くなり、後輩の女の子に囲まれた。
渡されたのは、赤のリボンがかけられた可愛らしい箱。
…よく見たら有名な高級チョコではないか!
「けちゃ先輩、まぜ太先輩と仲良いですもんね?」
そう言われて、罪悪感に襲われる。
仲良いだけじゃないんだ…。
付き合ってるんだよ…!
すまないが、これは渡せないね。
そんなことは言えずに、僕は頷いた。
…渡せずに1日が終わってしまった。
まぜちに渡すように言われたチョコは、まだ僕の手元にある。
お母さんに「あんたモテモテねー!」なんて言われちゃったよ!
まぜちの事は避けちゃうし…。
絶対に怪しまれてるよね…!?
僕は男の子なので、バレンタインチョコなんて、渡しません。
…いいえ。
そんなことはありません。
しっかり渡す!
…はずだったんだ!
でも、近づけなかった。
でも…僕は悪くない!
まぜちがイケメンなのが悪い!!
そう思っていた矢先、家のインターホンが鳴った。
リビングから玄関へと、バタバタと走る音が聞こえる。
「けちゃー?お友達だよー!まぜ太くんですって!」
その声を聞いて、僕は走り出した。
「まぜち!?」
「もー、うるさい!夜なんだから静かにしなさい。…私はリビングにいるからね。部屋で話してらっしゃい」
お母さんは早口でそう言い、リビングへ行ってしまった。
部屋に向かって、ドアを閉める。
気まずい。
沈黙が部屋を支配した。
…もうダメだ…。
まぜちも困った顔してる。
夜中に突撃しておいて何困った顔してんだ。
そう思ったけど我慢。
「ハッピーバレンタイン!本命チョコくれないと呪っちゃうぞ!」
まぜちは急にそんな事を叫んだ。
…や、やばい。
ツッコミが追いつかない!
頭が真っ白になった僕は、ただぽかーんとするしかなかった。
出るのは、「は」とか、「へ」とか、意味わからない奇声。
ーー「なにを言ってるの?」
最初に出たまともな言葉がそれだった。
少し震えている、ポンコツな声。
そんな声だけが、部屋に響いたのであった。
まぜちに本命チョコを渡す事はできたとさ!
めでたしめでたし。
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