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#にじさんじBL
蒼月
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コメント
4件
うわあ…今回もめっちゃ重くて、でもすごくいい…。 小柳くんを抱き上げるシーンの優しさと、顔にヒビ入ってる恐怖のギャップがたまらなかった。めっちゃ守ってる感じがしてドキドキした。 最後の「もう真空になってしまった主人にまた殺意が湧き始めた」…この一文、怖いのに美しい。過去の因縁が透けて見えるような。 続きが気になりすぎる…小柳くん、起きて話してほしいけど、どうなるんだろう。蒼月さんの描く闇、ちゃんと受け止めてるよ🤍🥀
目の前から主人が消えた
彼は今頃宇宙旅行でも楽しんでいるに違いない
今度は誰にも迷惑かけずに一人ぼっちで楽しんで欲しいものだ
俺は体から力を抜き、一呼吸置く
そして小柳君がいるケースの中へ向かった
「小柳君、帰りますよ。立てますか?」
「‥‥‥‥‥‥」
「困ったな、どうしよう」
手を伸ばしてそのフワフワの毛に触れてみる
ただ彼は俺の事を見るばかり‥‥
「噛みつかないでくださいよ?」
そう言いながら小柳君の体に手を差し伸べる
モフモフの体を腕に抱くと、その体は見た目以上に軽い
俺はそのまま廊下を歩くと男達が数人奥から出てきた
「お待ち下さい。主人は?」
「さぁ、ここには居ないみたいだけど?」
「そんな‥‥それにそれを連れ出されては‥‥」
「頼まれました。『私は居なくなるから面倒見てくれ』って」
「そんな事あるわけが‥‥」
男がそう言いながら一歩踏み出すと、俺は男達を睨みつけた
その瞬間俺の顔にヒビが入り始める
それを見た男達は声も出さずに後退りを始めた
「邪魔をしなかったらこのまま帰りますけど‥‥どうしますか?」
「‥‥‥‥‥‥」
男達はすぐさま俺から視線を外すとヒソヒソ話を始める
どうやらそれが答えの様だ
俺は外へ出ると一度大きくしゃがみ込んだ
そして軽々と屋根の上へとジャンプした
腕の中の小柳君を確認する
まだ彼はボンヤリとしたままだ
素早く屋根を渡り、俺の家へと急ぐ
自宅に戻り俺のベッドに小柳君を下ろした
「疲れましたか?」
「‥‥‥‥‥‥」
これから彼をどうしたものか
俺はあの家から持ち帰った薬をポケットから取り出した
そしてスマホを取り出し、懐かしい番号へ電話をかける
「あの‥‥星導です‥‥‥‥はい、昔そこでお世話になった‥‥‥‥はい」
俺が電話した場所
そこは昔俺達がヒーローとして任務をこなしていた場所
そこならこの薬のことを調べてもらえるはず
「今すぐ持って行くので‥‥‥‥はい‥‥お願い出来ますか?」
施設の方が快諾してくれた
俺は小柳君の様子を見ながら、まだ起きる気配もないので急いで家を後にする
薬をラボに預けると、結果は俺のPCに送ってくれると言うので、俺は踵を返して家へと戻ってきた
流石にこんなに移動したので、体が疲れてきてしまった
家に戻ってもまだ小柳君は眠っている
「さすがに眠り姫過ぎない?そろそろ起きて話したいのに」
その時俺のPCから音が聞こえる
もう結果が届いた様だ
俺はそのメールを開けて中を見た
「‥‥ここまでして手放したくなかったのか」
もう真空になってしまった主人にまた殺意が湧き始めた
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