コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
5日後、
「やばい。明後日、学力テストだ…。どうしよう…。勉強してない…」
「ハァ…、何やってるんですか。立原くん。」
そう、なんと!!
明後日には、学力テストが迫っていた!
それなのに、立原はテスト勉強をしていなかったのだ!
「図書室行きますよ。勉強を教えて差し上げます」
パア、と立原の顔が明るくなった。
「ありがとう!条野!」
「別にいいですよ。ほら、早く行きますよ」
いつからでしょうね…。私が立原くんに勉強を教えて差し上げるようになったのは。覚えてませんね…。
図書室にて、勉強中、鐵腸と輝子が入ってきた。
「やはり此処におったか」
「輝子さん。それに鐵腸さん」
「ところで、条野は何処じゃ?」
「福地先生に呼ばれて行きました」
「立原。また条野に教えてもらっていたのか?」
「はい…」
「大変じゃのう。頑張るんじゃぞ。じゃ、儂は行く。鐵腸はどうする?」
「此処に残ります」
「そうか…。じゃあな」
図書室を出た廊下でポツリと呟かれた一言。
「ほんとに、立原も健気じゃのう」
そんな輝子の呟きは誰にも聞かれる事は無かく、どういう意味かも輝子本人しか分からない。
テストが全て終わり、昼休み
「やっと終わったー!!」
「そうですね。今回は結構自信あります。立原くんは?」
「俺は…あんまり…」
「そう言いながら、いつも高得点ですけどね」
「でも、条野に勝った事はないな…」
「あたり前です。私を誰だも思ってるんですか?」
条野と立原がそんな会話をしていると、
「条野、立原。一緒にご飯を食べないか?」
鐵腸が話し掛けてきた。
「鐵腸さん…。いいですよ」
ニコッ、と条野は何処か作ったような笑顔をして言った。
「いいですよ。けど、その前に条野と話してからでもいいですか?」
「…あぁ。いいぞ」
つづく
あとがき
立原は条野と何の話をしようとしたんでしょうね。気になります。まぁ、何を話そうとしたのか知ってますけど。後、輝子のセリフも気になりますね。次の話が上がるまで楽しみに待っていてください。
では、次回また会いましょう。
ヽ(・∀・)バイバーイ