前やった「ありがとうの日」や「福地さんの誕生日」と同じ番外編です。2回連続番外編…。本編に関係ないです。4月1日なのになんで学校があるのかって、そんな事気にしない気にしない。
その日の授業も終わり放課後
鐵腸は誰も居ない教室で一人、ポツンといた。
「鐵腸さん。一人で何をしているんですか?」
「!条野…。いやただ、夕日が綺麗で眺めていた」
それを聞いた条野は鐵腸の机の前に椅子を持っていき座った。そして鐵腸と一緒に静かに夕日を見ていた。
「鐵腸さん…」
「何だ?」
「夕日が綺麗ですね」
「!」
「どうしたんですか鐵腸さん?」
「条野…意味分かって言ってるのか?」
「意味?あぁ、そんなのありましたね。もしかして、期待しました?」
「いや…別にしていない…」
と言いながら鐵腸は目を逸らした。分かりやすい男である。
「そうですか…」
鐵腸さんは私の事恋愛対象と見ていないから当たり前じゃないですか…。期待してしまう自分が恥ずかしい。
それに条野は気づかない。鈍い男である。
ガタンその時、廊下から音が聞こえた。
「何の音でしょう?見てきますね」
「ああ」
条野が廊下を覗くが誰も居なかった。
「誰も居ませんでした」
「そうなのか?じゃあ、あの音は一体…」
「風で物が倒れたりしたんじゃないですか」
「そうかもしれないな」
その後条野と鐵腸は他愛もない会話をした。
すると条野が、
はっ!鐵腸さんに少し意地悪してみましょかね。さっき、私に期待させた罰です。
(((o(*゚▽゚*)o)))
と、条野はあるイタズラを思い付いた。
「鐵腸さん」
「どうした?」
「好きです。よかったら付き合って下さい」////(((⑉・ ・⑉)))////
「………………………………………………
え?」
それを聞いた鐵腸はフリーズしてしまった。
「条野。もう一回言ってくれ」
「いいですよね。でも、一回だけですからね」
「ああ」
「鐵腸さんが好きです」( ⸝⸝⸝. .⸝⸝⸝ )
鐵腸(聴き間違いじゃないよな)
鐵腸さん固まってますね。いい気味です。
「なーんて。冗談ですよ。冗談」
「そうなのか?」
「はい。今日はエイプリルフールなので嘘ついてもいいんですよ」
「そうだったのか…」
「条野…」
「何ですか?」
「夕日が綺麗なら今日は
月も綺麗だろうな」
(՞˶・֊・˶՞)
「〜〜〜〜っ///」(⁄ ⁄•⁄-⁄•⁄ ⁄)⁄
「さっきの仕返しだ」
「卑怯です///」
「今日はウソついてもいい日なんだろ?」
「っ///そうですけど」
そんな…すごく幸せそうな顔で言わないで下さい。期待してしまいそうになる…。
「よし。条野、そろそろ部活行くぞ」
「はい」
そして二人は教室を後にした。
条野達が去った隣の教室
そこには
「やっぱり俺じゃダメなのかな…」
立原がいた。
条野達が話をしている時に聞こえた音の正体は立原だった。
あとがき
分からない人のために説明すると、
夕日が綺麗ですね⇒「あなたの気持ちが知りたい」「あなたは私の愛に応えてくれますか?」
月も綺麗でしょうね⇒「愛しています」
という意味があります。何でエイプリルフールのネタでこれを使ったと思う人がいるかもしれません。それはですね
何となくです。
はい、ということで、番外編はこれにておしまいになります。また出したいです。
では、次回また会いましょう。
ヽ(・∀・)バイバーイ
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