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コメント
3件
ええええん😭😭😭めっちゃすき😭😭😭なんでこんなの思いつくの😭😭羽の付け根敏感なの最高なんですけど🫵🏻🫵🏻やわたろう愛が重くてどうもありがとう🙈🙈🙈💘
やっと読めた…第17話、もう天使かよって思いました🤍💙 太智が翼ごと抱きつくシーン、あの“あったかさ”がすごく伝わってきて、ずっとキュンとしてた。 でも柔太朗が「折る」って言った瞬間の狂気、好き……笑 愛の裏にある歪みをちゃんと描けるの、ねむ子さんだからだと思う。 翼なくなってバランス崩す太智も可愛くて、切なくて、全部愛おしかった。 また読みに来ますね🌙
風が吹くたび、柔太朗は思い出す。
小さい頃、森に落ちてきた白い翼の天使
――太智のことを。
「一緒に遊ぼ!」
太智は風が吹いた日だけ現れ、日が暮れると空へ帰っていった。
「また来てね」
「うん。また風が呼んでくれたらな」
それから何年も経ったある日、再び風が吹いた。白い羽がひらひら落ちてきて、その後を追うように太智も落ちてくる。
どさっ。
「いったぁ……!」
「……太ちゃん?」
「やっぱり柔太朗や!」
懐かしい笑顔に、柔太朗はすべてを思い出した。
「昔から落ち方、雑だったんだね」
「感動の再会でそれ言う?」
二人は昔のように並んで歩いた。ただ、今回は日が暮れても太智は帰らなかった。
「今日は帰らないの?」
「自分で降りてきたからやと思う。柔太朗に会いたくて」
太智が照れくさそうに笑う。
「せやから、風に戻してもらえへんみたい」
「じゃあ、ずっといて」
「僕も、できるだけ長くおりたい」
それから数日、二人は森を歩いたり、川で遊んだり、夜空を眺めたりした。ある日、森の開けた場所で、太智が空を見上げた。
「なあ、柔太朗。あの子たち見て」
太智が指差した先で、青い蝶々が何匹も舞っていた。
「こっちおいで」
一匹の蝶々が太智の指先にとまる。
「ふふ、くすぐったいなぁ」
太智が翼を広げると、蝶々たちはその風に乗ってふわりと高く舞い上がる。太智も楽しそうにくるくる回り、白い翼で風を起こした。
「この子達も飛べるんやな」
太智は蝶々たちを見上げ、目を細める。
「おともだちや」
その言葉に、柔太朗の胸が温かくなった。
「楽しそうだね。……太ちゃんも蝶々みたい」
「僕が?」
「うん。ふわふわ飛んで、すぐどこか行っちゃう」
「僕は行かへんよ」
太智はそう言って、翼を広げたまま柔太朗のところへ駆けてくる。そして、白い翼ごと柔太朗に抱きついた。
「ほら。ここにおる」
翼が柔太朗の背中まで包み込む。柔太朗は太智の体を抱きしめ、翼の柔らかな感触に頬を寄せた。
「……あったかい……羽でも、抱きつけるんだね」
「うん。腕だけよりいっぱい包める」
太智は嬉しそうに翼を少し動かした。
「柔、逃げられへんで〜」
「逃げないよ」
「ほんま?」
「ずっとここにいる」
太智は柔太朗の胸に顔を埋めた。その周りを、蝶々たちがひらひら舞っている。
「蝶々に見られてるよ」
「おともだちやからな」
「じゃあ、紹介して」
「柔太朗やで。僕の大好きな人」
「……っ!太ちゃん」
「ほんまのことやん」
柔太朗は太智にそっと口づけた。太智は翼で柔太朗を抱きしめたまま、嬉しそうに笑う。
「柔太朗とおるん、楽しいなぁ」
「俺も」
「ずっとおりたい」
「じゃあ、いてよ」
太智は嬉しそうに笑った。
けれど数日後、太智の翼が光り始めた。
「そろそろ、天に帰らなあかんみたい」
「……待って」
「僕も嫌やけど…」
「帰らないで!」
「でも、天使やからなぁ」
柔太朗はしばらく翼を見つめた。
「……じゃあ、羽がなければ帰れない?」
「え?」
「折る」
柔太朗は本気だった。
「太ちゃんが帰るくらいなら」
「いやいやいや、柔太朗、落ち着こ?」
「大丈夫。痛くないから」
「なっ…知らんやん…こわいって!ひっ」
ぱきっ。
「ぎゃーーー!!」
太智がものすごい声で叫ぶ。けれど、翼は光の粒になっただけで、太智には傷ひとつない。
「……痛かった?」
「痛くない…!」
「よかった」
「全然よくない!」
ぱきっ、ぱき、ボキッ
「うわぁぁぁ!!」
最後の翼まで消える。太智はその場でへたり込み、しばらく背中を気にしていた。
「柔太朗、愛が怖いわ」
「帰ってほしくなかったから」
そう言われて、太智は黙る。
そして、ふにゃっと笑った。
「……僕も、柔太朗とおりたかった」
翼がなくなった太智は、柔太朗にぎゅっと抱きつく。
「……うわぁー!めっちゃ軽い!」
「前よりもぎゅーって出来るね」
「ほんまやぁ!!」
太智は、なくなった翼のあった場所を振り返った。
「……もう、翼ないから翼ハグできへんな」
「残念?」
「いや」
太智は両腕を広げた。
「今度は腕でハグする!」
「うん」
太智は柔太朗へ抱きつこうとした。しかし、翼がなくなったせいで、身体のバランスが変わっている。柔太朗の足を踏み、そのまま前のめりになった。
「太ちゃん!」
どさっ。
今度は柔太朗の胸に顔から突っ込んだ。
「……痛い」
「大丈夫?」
「歩くのも難しいんやなぁ」
太智は柔太朗に支えられながら、改めて抱きついた。今度はちゃんと成功した。
「僕、愛されてる限り生きられるんよ」
「じゃあ、ずっと愛すよ」
「それなら、ずっと生きられるやん」
太智が笑う。そのまま柔太朗の胸に頬を寄せた。
「柔太朗の愛、いっぱいもらうわ」
「いくらでもあげる」
「じゃあ、もう一回」
ぎゅうっ。幸せそうにハグする二人だが、太智が、ふと眉を寄せる。
「……んッ」
「どうしたの?」
「背中」
柔太朗がそっと背中に触れる。
「ひぁッ!」
太智が飛び上がる。
「……あははっ、もともと羽があった付け根が敏感なんだ」
「笑わんといて!」
「ふふっ、ごめん。でも可愛い」
「もう触ったらあかんで」
「わかった」
少し間を置いて。
「……あと一回だけ」
「だめ!」
「お願い」
「柔、絶対わざとやろ!」
太智は逃げようとした。しかし翼がないため、いつものように飛んで逃げられない。
木の根に足を引っかけまた転んだ。
柔太朗が手を差し出す。太智はその手を掴んだ。けれど、起き上がる途中で柔太朗に抱きつき、そのまま離れなくなる。
「太ちゃん?」
「もう、ここでええわ」
「地面?」
「ちゃうよ!……柔太朗の腕の中」
「これからずっとそうだよ」
二人の笑い声が森に響く。太智はもう空へ帰ることはない。それでも、身軽になった身体で、今までよりずっと近く柔太朗に抱きつき満足そうに笑う。風が、二人を包むように優しく吹き抜けていった。
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ユニバースPVの💙ずっとかっわいい〜!
天使呼び覚まされましたね。
ほんとに、ほんとっに、ありがとっねまじ!
初めてのファンタジーものです。
🤍の愛こそは行動力の意味を履き違えてるかもです。