テラーノベル
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宇宙の果てに浮かぶ、五人の魔法使いの基地。その日も、五人は円卓を囲んでいた。
中央には無数の星が浮かぶ。赤く点滅している星は、敵の攻撃を受けている惑星だった。
「このままだと、もっと被害が広がる」
仁人が星図を見つめる。
「地球にも来る」
舜太が水晶玉を覗き込む。
勇斗は拳を握った。
「だったら、全部助けよう」
「全部?」
「人も、星も、地球も」
勇斗は真っ直ぐ星図を見る。
「どれか一つを諦めるんじゃなくて、全部救いたい」
「……勇斗らしいな」
仁人が笑う。
「俺も賛成」
舜太が頷く。
「俺たち五人ならできる」
「よし!」
勇斗が立ち上がった。
「行こう!」
その横で。太智は蝶々と遊んでいた。
「ほら〜、こっちおいで」
青い蝶が太智の指先に止まる。
「かわええ〜」
「太智」
仁人が呼ぶ。
「ん?」
「会議中」
「聞いとるよ〜」
「本当に?」
「うん。全部助けるんやろ?」
「……聞いてた」
そのさらに隣。柔太朗は本を読んでいた。
「柔太朗は?」
「聞いてる」
「じゃあ何か言って」
柔太朗が顔を上げる。
「この新作、次回予告がめちゃくちゃいい」
「なんで今それ言うの?」
「好きだから」
「……もういい」
五人は立ち上がる。それぞれの魔法をまとい、宇宙へ飛び出し、並んで敵の前へ降り立った。
「いくぞ!」
勇斗の炎が爆発する。
仁人の星座が夜空を埋め尽くす。
舜太が未来を読み、攻撃を避ける。
柔太朗が本を開き、次々と魔法を放つ。
太智は少し離れたところで蝶々を眺めていた。
「太ちゃん、手伝って!」
「がんばれよ〜」
「またそれ!?」
戦況は激しくなっていった。
敵の力は、想像以上だった。
ドォン!!
勇斗が吹き飛ばされる。
「ぐっ……!」
背中から地面に叩きつけられ、口元から血が流れる。それでも立ち上がる。
「まだ……!」
敵の拳が腹部に入る。
「――っ!」
勇斗が膝をつき、血が地面に落ちる。
「勇斗!」
仁人が駆け出すも、巨大な攻撃が仁人を直撃する。
「……ッは」
星座の光が砕ける。仁人の身体が宙を舞い、地面に落ち額を切る。
「仁人!」
舜太が水晶玉を握り締める。
「次は……左……!」
予測した瞬間、敵の攻撃が予測を上回った。
「え……」
ズドン!!
舜太が吹き飛ばされ水晶玉が地面に転がる。怪我をし痺れる腕で、舜太が必死に手を伸ばす。
「……まだ……見える……」
柔太朗が本を閉じた。
「もういい」
一人で前に出る。
「次回予告――」
敵の攻撃。
「――うっ!」
柔太朗の身体が壁に叩きつけられる。
本が床に落ち、ページが赤く染まる。
「柔太朗…!」
勇斗が叫ぶ。四人とも立てなかった。息も荒く血が流れている。敵がゆっくりと近づいてくる。
その向こうに太智だけが立っていた。さっきまで遊んでいた蝶々が、太智の肩から飛び立つ。太智は四人を見る。みんな傷だらけだった。太智の顔から笑顔が消える。
「……なにしてるん?」
静かだが明らかに怒りを含んだ声。
太智が敵を見据え、一歩ずつ前へ出る。
「……みんなに怪我させんといて」
敵が太智へ向かって腕を振り上げる。
その瞬間。空気が止まった。
「――怪我させんといてって言ったやん」
太智の足元から氷が広がる。一瞬で宇宙全体が白く染まった。惑星を包む巨大な氷の柱。星を覆う氷の結晶。身体が凍りつき逃げることすらできない敵に、太智がゆっくり手を上げる。
「もう、みんなに触らんといて」
――パキン。
世界が凍り巨大な氷の結晶が、一斉に砕け散った。敵も、攻撃も…すべて消える。
静寂の中、太智は四人のところへ歩いていく。
「みんな〜☺️」
しゃがみ込む。
「大丈夫なん?」
さっきまでの怒りが嘘みたいに、いつものにこにこした顔。
「痛いん?」
勇斗が呆然と太智を見る。
「……太智」
「ん?」
「……強すぎない?」
「今回は相性がよかったんやろ」
太智は笑う。
「よかったわ〜、みんな生きてるな」
そしてポケットからアイスを取り出す。
「食べる?」
「今!?」
四人が一斉に突っ込む。太智はけろっと笑った。
「だって頑張ったから、アイス食べたいやん」
その後ろでさっきまで凍りついていた宇宙が、ゆっくり元の姿へ戻っていく。五人はなんとか立ち上がる。
勇斗が空を見上げる。
「……全部、守れたな」
仁人も渋い顔で頷く。
「腰が痛い。くそっ、顔汚した」
柔太朗が血のついた本を拾う。
「次回予告」
「まだやるの?」
「次回。五人、アイスを食べる」
「僕も出るん?」
太智が嬉しそうに手を挙げる。
「もちろん」
そして五人は、いつものように空へ飛び上がった。横一列に並ぶ。五人がそれぞれ指で🤘を作り、中央で手を合わせる。五つの指が重なって、星になる。五人はそのまま、輝く星空を見上げた。
その決めポーズのまま、太智だけがアイスを食べている。
「……太ちゃん、ポーズ中くらいアイス置こ?」
「嫌や〜」
「そこは置けよ!」
宇宙に、いつもの五人の声が響いた。
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Xでみかけた[会議中も蝶と遊ぶ太智は、飽きてる説]と、頭の回転が早いので[何歩先も読めて結果がわかるから参加する必要がない説]がどっちも素敵でした。
テラー、センシティブ外しててもセンシティブ扱いに勝手になっちゃうんですけどどこ弄ればなおりますかね?
コメント
7件
ときゆにのパロ凄いです🥹みんなかっこいい✨✨✨
えまじでさ❓❓❓すごすぎない❓❓❓ときゆにパロめちゃくちゃすき😭😭😭こういうヒーロー系かっこいいすき🩵🩵🩵