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ぴえんぴえん
あーあ、言っちゃった。配信で言っちゃったよもう。戻れねぇんだよ。
「毎日ないこの『おかえり』が聞けないのむり…」
仕事をやめた彼はかなり家にいるようになって、同棲している俺らは本当にずっと過ごすようになった。それでも社交的な彼は他の活動者と飲みに行ったり、会社に行って作業したり、誰かのヘルプに行ったり…とか俺よりも家にいる時間は少なく、あまり…変わらないといえば変わらないのだろう。
「一週間ぐらい頑張れよ」
ふはっと笑ってみせると、だってぇだなんて弱々しく発言するからもっと盛大に吹き出してやった。
「…そもそも全員集合とか作んなよあほとけ」
急に起き上がったかと思えば、ソファに体育座りで座りだし、口をトンがらせてそう呟く。…いやたしかに俺もそう思った。前回の全員集合配信のとき、かなーり離れるのが名残惜しいというか、まだもう少しまろと居たいなって気持ちが深まるばかりで得はその配信の時間だけだった。
「なんでないこもOK出したんよ…もうええやろって言えばよかったやんかぁ…」
拗ねたように語尾を伸ばしてそう告げられる。…確かに俺も最初は渋ったけど断る理由が思いつかなかったんよ。まろとかにきが断るんだったらそういうキャラだしな、で納得できるんだけど俺の場合おもろければなんでもいい!!!みたいな性格だから付き合ってることを隠してる俺はそこで断ったら怪しまれるというか…。
「もうええもん、まろがほとけとあにきとイチャイチャしてないこが嫉妬しちゃえばいいんだ」
「ええ、困るんだけど」
いつもより子供らしく拗ねてみせる彼に困ったような意味を込めて笑って返してあげると、ふん!と顔をそらしてしまった。あーあ、これじゃどっちが彼氏…というか年上かわかんないね。
「ふふっ、まろが頑張ったら可愛いないこちゃんプレゼントしてあげる~~!!」
抱きついて、まろの髪をくしゃくしゃ!と撫でてあげたら、ぴくりと肩を震わせて目だけでこちらを追いかける。その目怖いなぁ、笑
「どっちが長く我慢できるかゲームね」
「まろ負ける気せぇへんよ? …やると決めたらやり切るタイプやし」
そう言い合う部屋は和気あいあいとした微笑ましい空気が流れた。
…まぁ、結局このゲームは俺が嫉妬してしまくって耐えられなくなっちゃう結末に終わっちゃうんだけどね。その時のお話はまた今度。
end
コメント
2件
供給早いですって。ありがとうございますまじで。┏○┓