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「ホギァーー‼︎ホギァーー‼︎」
ん?此処は?…
視界はぼやけていて、自分が何処にいるのかわからない
周りには数人の誰かがいる様だが声も良く聞こえない
言葉をちゃんと出せず、体は小さく温かい何かに包まれている
感覚でわかる…僕は赤ちゃんになったのだ
自分が何故赤ちゃんなのかは…
♦︎ ♦︎ ♦︎
「さぁ!引いた引いた‼︎」
神の言葉にせかされながら俺はくじを引く
色は輝いた紫色で実に綺麗だ
「なかなか良いのを引いたねぇ」
神様は少し悔しそうにそう言う
「なんで悔しそうなんだよ」
「ん〜?」
わざとらしく首を傾げながら一言言う
「いや〜折角ならちょっと過酷な場所がいいじゃん?」
「お前なぁ..」
自分は呆れた様にデコに手を当てる
「まぁ..いい、このくじの世界に転生してくれ」
もう一度人生をやり直せるんだ
名いっぱい楽しもう
「覚悟は決めたみたいだね」
「君に幸がある事を祈っているよ」
そう神が言った瞬間足元には大きな穴ができた
「へ?」
僕はその穴に真っ逆さまに落ちたのだ
そしてこの有様…
一から人生をやり直すと思ってなかった…
何か変な感じだ…
♦︎ ♦︎ ♦︎
俺が転生してから一年後、やっとこの世界について理解できた
まず、この世界には魔法が存在する
魔法だけではなく、職業、スキル、魔物前の世界とは全てが別物であった
そして、僕には新しい友達ができた
神様からの使い”カミガミ”だ…彼は前の世界で言う”Siri”だ
しかも自我付き..小さ頃からの大切な友達だ..
僕はよくカミガミと話をする
内容はほとんど現代の話..僕の人生を語った
そしてまた二年が過ぎた