テラーノベル
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俺は何をされたんだ?
手の甲に押された焼印を見つめると、女性が濡れた布をその傷の上に乗せた
薬品の様な匂いがする
手当てのつもりなのか?
「あ‥‥なんて言えばいいんだ‥‥こういう時‥‥」
「‥‥〜〜〜」
「いや、どうしよう‥‥通訳の人、寝たよな」
互いに言葉が通じない
そんな彼女が手を差し出して俺を誘導している
ここから出ろって事らしい
俺は自分の部屋へと足を進めると、後ろを着いてきた女性がスタスタと俺を追い越し、俺の部屋へと繋がる通路を通せなくした
「‥‥‥‥」
「〜〜〜〜」
「なんだっていうんだ?どこか連れて行きたいのか?」
「〜〜〜〜〜」
「‥‥どうしろって‥‥」
「〜〜〜〜〜」
「‥‥‥‥‥‥」
仕方ない
言う通りにするしかない
俺はそのまま通路を真っ直ぐ進むと、途中から明らかに家の造りが代わり、廊下も広く扉も大きくなった
そして一つの大きな扉の前で女性が足を止め、俺がその前に立つとお辞儀をされる
「‥‥ここに入れって?」
「‥‥〜〜〜」
「きっと入れって言ってるよな‥‥」
「‥‥‥‥‥‥」
手の甲に乗せられた布を取られ、俺はドアノブを握る
頭を下げたままの女性を横目に俺は扉を開けた
中は入るとすぐに白いレースが垂らされており、俺はそれを手で手繰りながら中へ入ってみた
中へ入ると白い煙がゆらゆらと漂っている
この香り‥‥
どこかで嗅いだことがある匂いだ
部屋の真ん中には大きな柱が何本があり、俺は部屋の中をキョロキョロとしながら窓がある方へと歩き出す
「‥‥〜〜〜?」
まただ
また聞きなれない言葉
でもその声は男の声‥‥
俺が振り返り、そちらを見る
褐色の肌の銀髪の男がこちらを見ていた
「‥‥‥‥‥‥」
「〜〜〜〜」
俺はここに来て良かったのか?
でも俺はここの言葉を喋れない
どうしていいかわからず、その場に立ち尽くしていると、その男は俺に近づいて来た
そして腕を掴み手の甲を見る
「〜〜〜〜〜」
「あ‥‥‥‥」
そのまま手を引かれると男は大きな天蓋が付いたベッドの上に上がり、真ん中へ座った
俺はさらにどうしていいかわからず、ベッドの側で立ち止まると、また腕を掴まれる
「え‥‥なに‥‥‥‥」
「‥‥‥‥〜〜〜?」
「‥‥え?」
腕を引っ張られると俺もベッドの上に乗ってしまう
そして肩を掴まれた
白い煙が2人の間で漂う
そしてなんだかこの匂い‥‥
不思議な感じが湧き上がる
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