一人で

「…入ってこないで」

「なんか言った〜？」

「入ってこないで！！」

ビクッ

クラスの人達がびっくりしてる。けどどうでもいい。悪いのはあなた達だから。

「なんでそんなに怒るの？！」

「私悲しいよ…！」

「花音(かのん)が可哀想じゃん！！」

「梨沙ちゃんそれは言い過ぎでしょ！」

花音は、クラスの中心人物。どうせ演技とかなんだとは思うけど、、、 どうでもいいか。

「何が可哀想なの？」

「可哀想なのは、私の方じゃない？」

「遊びたくもないのに、無理やり遊べって言われて！遊ぶなんて一言を言ってないのに遊ぶって決められて！しかも、勝手に人の家のリビングに入ってくるとか、頭おかしいでしょ！！」

「梨沙ちゃんこそ、頭大丈夫なの？」

「私の頭の何がおかしいか言ってくれないと分からないよ 早く説明してよ」

「梨沙ちゃんいつも、花音が遊びに誘っても、何も言わずに逃げてくじゃん！なのに今日だけ、私可哀想でしょとかおかしいでしょ！！」

「今まで、色んなことを散々我慢してきたのに何も知らないくせに、よくそんなこと言えるよね！！」

「ほんとにさ、私は、クラスの人が！人間が！！大嫌いなの！！」

「だからさ、ほっといてよ！！関わられると、迷惑なの！！」