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⭐︎ケース1 社視点⭐︎
企画の打ち合わせで、会議室に集まったんだが…何この状況?ドッキリ?
「夢追さん、こちらの曲、次の歌ってみたでどうでしょう?」
「俺も気になってた!じゃあさ、ハヤトがこのパートで、こっから緑も入って〜」
「緑仙さんにもお伝えしましょうか!」
待ち時間に仲良く話してる。それはよくあることで、何もおかしくないけどさぁ…。
他のライバーもチラチラ気にしてるっぽい。
「ねぇゆめお、加賀美」
「なにー?」「はい」
2人がこちらを向く。
「話し中ごめん。どうしても気になることがあってさ。…なんでゆめおは加賀美の膝に乗ってるんだ?」
今の現状は、加賀美の膝にゆめおが横座りしてんだ!前会った時はそんなことなかったぞ?
「…?」
「ここのが話しやすいじゃん。人が多くても声が届きやすいでしょ?ねぇハヤト。」
「夢追さんは軽いので、問題ありませんし。」
「…なんかそれは腑に落ちない。俺だって最近は筋トレしてるよ!」
「そうですね。頑張ってますねぇ。」
さも当然かのように言われて、言い返せない。俺が間違ってるのかとすら思う。
「…そうか。ありがとう。話の腰を折って悪かったな。」
「いえいえ。あ、そうだ!またコラボでもー……。」
結局、何も解決しなかった。
チャイカあたりにそうだんしてみるか…?
⭐︎ケース2 チャイカ視点⭐︎
『あいつらこんなかんじでさ、最近距離が近いんだよね。』
社から電話が来たと思ったら、 そんな相談だった。…そして俺にも、同感しかない。
「 わかるぞ、社。俺の時は…」
居酒屋で、3人で呑んでた時。
ふいにゆめおが言ったんだ。
「ハヤトが食べてるの美味しそう。一口貰っていい?」
ここまでは普通だ。なにもおかしくない。
そしたら加賀美が、
「いいですよ。はいあーん。」
あーん?
「あー…。うま!さんきゅハヤト!」
「まだありますからどうぞ?あ、これも夢追さん好きそうですね。あーん。」
「もぐもぐ…。ん〜うめ〜!」
俺の目の前で繰り広げられるイチャイチャ…。
普通に食べさせる加賀美、食べさせてもらうゆめお…。
ゆめおそんなのされる奴だっけ?むしろ嫌がるだろお前。
「お返しにはい、俺のお気に入り。あーん。」
「あー…うん。美味しいです。じゃあこちらも…。」
何も気にしてないフリをしつつ、デジモンの話をしてなんとか乗り切ったね。
『うわ…もはや災難じゃん。』
「まだ終わらねぇんだよ。でさぁ…。」
ずっとだべってて、ゆめおが机に突っ伏してねちゃったんだよね。そろそろお開きにしようかって起こそうとしたんだけど、
「あ、大丈夫ですよ。連れて帰ります。」
「?…あ、そう???」
「はい。おんぶするので手伝ってもらえますか?」
混乱しながらゆめおを加賀美の背中に乗せたら、軽々立ち上がって、
「では、ありがとうございました。」
「歩いて帰るの?遠くね?」
「こんなかわいい夢追さんを他の人に見せたくありませんので。」
パニくった俺は「そっか、気をつけて。」としか言えなかった。
『まじか〜。加賀美も酔ってて思わずかわいいって出ちゃったのか?』
「付き合ってるって言われた方がスッキリする。」
『ほんとそれ。』
てかあいつら同じ家に帰ったん?