君の願いを聞いた夜

昂志君が私の通う学校に来てから，数ヶ月はたったと思う。彼は今日もいじめの標的だ。

私は毎日､そのいじめを当たり前かのように

とめている｡ある日私は思ったことがあった

それは………

周りの奴もいじめ止めろや！いじめを止めすぎて､日課になってんだわ!私も標的にされてんだわ!

愚痴は心の中では言えるのに､どうも言葉で出せない｡私は心が強めだから､悪口も注意も､言おうと思ったら言える｡でも相手が傷つくから､言わずにいるだけ｡

昂志「花予音ちゃん､一緒に帰らない?」

返事をする代わりに、頷いた｡最近はよく一緒に帰る(´◡`๑) おっと､また無意識に 笑っちゃ

った…見られてないといいけど。