TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

私の、過去━━


私はずっと、1人だった、日向と会うまでは━━。


私に友達はいなかった。友達みたいな人はいたけど、信頼できず、価値観も違った。私は周りに合わせて、会話していた。

ある日、人をいじめているグループ(加害グル)に入らされた私は、何もせず、ただその光景を見ていた。傍観者だった。でも、人に合わせる癖がついてしまっていて、被害者も、加害者も肯定してしまい、

「どっちの味方なのさ。」

と、言われてしまい、いじめのターゲットが、私になった。元被害者は、少人数の友達を作った。孤立しているのは、私だけ。これで良かったのだと思う。先生に何か言われても、嘘をつき、加害グルと合わせれば、そのうち先生も諦める。簡単だった。

その後、今から2年程前。日向が転入してきた。第一印象は、明るい人。私とは正反対で、普通なら関わりを持たない世界の人。当然、明るい方のグループに入る。そのグループは、加害グルだった。でも、見ているだけ。会話を聞いても、人と合わせているような話し方。━━私と同じ━━…でも、私は話さなかった。私と、同じようになるから。不幸に、なるから。 しかし、この日常は、たったの6日で壊された。日向が、加害グルに、意見を━━文句と呼ぶに等しい━━言った。加害グルは、私を入れ、ターゲットを日向に変更した。━━こうなることは、予想していた。この日の前日、私は、彼女と話したから。


「なんで、何も、言わないの?なんで、話して、くれないの?」

こう、言われた。私は、

「独りなのは、私だけで良いから。みんな、幸せでいてほしいから。」

「ふーん。優しいんだね。」

初めて、優しいと言われた。

「私とは、大違いだよ。他人の顔色ばかりうかがっている私とは。」

「え?何も変わらないよ?私も、そうだから。」

「え?」

「自分の意見を、はっきり言ってみれば?私は、君を、独りにはさせないよ。」

「ありがとう!ちゃんと、助けてよね。」

「もちろん。」


この会話があったから、日向は意見を言った。私は、有言実行を、しなければならない。独りじゃないから。立ち上がれる。

「どうして、仲間を傷つけるの?」

「こいつ、文句を言ってきたんだ。」

相手の怒りを、煽るように、私は口を開く。

「ふーん。それだけ?たったそれだけのことで人を傷つけるんだ~。バッカみたい。」

「この…!」

教室は、静まりかえっている。

「ほ~ら、そういうところだよ?そうやって、人に当たって…何も、解決しないのにね~。あ、君は解らないか!」

「解ってるさ!」

「解ってるなら、止めれば良いのに。解ってないから、そうやって、傷つけるんでしょ?」

「止めてよ…2人とも。」

誰かが、声を出した。

「止めてよ…。」

日向が、泣いていた。

「夜月、ありがとう。私も、独りにはさせないから。」

そして、加害グルの方を見て、

「もう、あなたたちとは関わらない。関わりたくない。」

と、はっきり言った。


こうして、私達は友達となった。私達は、とても似ていた。価値観や好きなものまで。そのなかで、違うことが1つ。好きな時間帯だ。私は夜。日向は昼だった。━━多分、これが、昼と夜の魔法になった理由━━

loading

この作品はいかがでしたか?

10

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚