テラーノベル
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「では、事の始まりになった嘘からの件は菊から三人へ慰謝料請求と、かかった費用の請求をする。これで決定としていいか、菊?」
「いい」
「では、次に移る。菊の財産を贈与という希望について。これは、一ノ瀬さんと木野山さんの要求が別々になるので、木野山さんからいきましょう」
早川さんが話を進めてくれる間、叔母の爪が
カツカツカツカツ……
テーブルを叩いている。
「菊ちゃんの希望通りに動くよ、僕は。どうぞ」
「うん。却下」
バーン……
テーブルを叩いて立ち上がった叔母だけれど、真っ赤な唇を震わせているだけ。
「法的に有効な申し出でもないので、却下で通りますね?」
「……戸倉先生のおっしゃる通りです」
「先生っ、そんな返事、おかしいでしょ?私に特別縁故者の資格があると言ったでしょ?」
叔母の大声に、弁護士がのけぞりながら応える。
「木野山さんの話からはそう思いましたが、真実ではないなら無理です。そこまでおっしゃるなら、一ノ瀬菊さんより長生きして、その時に特別縁故者の資格を申し出たらいいですね。裁判所に認められるような関係を築けていれば、可能性はありますよ」
「でも、菊が縁を切ると決めているから無理だね」
永美が弁護士の言葉に被せて、煽る。
コメント
3件

いい流れになってきて((o(´∀`)o))ワクワクします

あらー残念ね叔母様。叔母様に付いてる弁護士先生も退きたくなったんじゃ無い?
ほ〜らっ😏 初めから筋道通せばまだ見込みはあった『かも』しれない。ないけど! あなたはただの妹。なにを勘違いされてたのか、借金でもあるのかしら? ただ一ノ瀬の名前だけ欲しい?だったら嫁がなきゃよかったのにねぇフッ