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タバコが好き
タバコを吸っている時は
呼吸する事を許されている気持ちになるの
煙を吐くと空白の時間がやってくる
その時間が嫌い
自分がちっぽけに感じてしまうから
「また吸ってるの?」
「うん」
甘い声で私に声をかける
私の肩紐が片方下がっていたらしい
彼は肩紐を直しながら
甘い目で私の事を見てくる
私はその目に逆らえない
タバコを灰皿に押し付け火を消す
それと同時に唇が埋まる
彼は私の腰に手を回す
都合の良い関係
でも私は逆らうことが出来ない
流れに身を任せることしかできない
そのまま流れでベットまで連れていかれる
強引に押し倒される
痛いと思っても私は何も言えない
彼にとって私は言う事を聞くおもちゃだから
頭が痛い
朝起きたら独りぼっち
彼は力が強い
いつも腕には痣が残っている
はあ
タバコの煙を吐く
吐く時間はとても虚無で
彼が残した痣や感覚すべて壊したくなる
でも離れられないの
ホテルの電気が花火状に見えてしまう
ほんと
馬鹿な女
「おはようございまーす!」
「相変わらず元気ね」
「元気だけが取り柄ですから!」
「ふふ
でもほんとに君が来ると場が明るくなるよ」
「そうですか?嬉しいです!」
「そうだいつもお店に飾ってる
花が枯れちゃってさあ買ってきてくれる?」
「任せてください!」
「いらっしゃい!」
「えっとおすすめのお花教えて頂けますか?」
「何用ですか?」
「お店用で彩りが出ると嬉しいです」
「スイセンなんでどうですか?」
案内された花は
黄色や白があってとても綺麗
「黄色と白色を混ぜてお願いします」
「かしこまりました!お包しますね」
「ありがとうございます」
水溜まりを見つめながら無心で歩いていた
「わごめんなさい!」
後ろから
綺麗な女の子が急いでたのか
転んでそれに巻き込まれてしまった
幸い強い衝撃じゃなかったから
私は倒れず彼女も無事だった
「大丈夫?」
「はい!大丈夫です!」
「すいません急いでるので」
とても危ならしい女の子だ
その後は反省したのか減速していたので
彼女が前を歩いているのが見える
何故か私はその子が目に止まってしまった
駅の近くになり誰かを探し始める
待ち合わせをしているんだろうな
「あ、ヒソカーーー!!」
「ごめんね遅れちゃって」
「大丈夫だよ♧」
「ただいまでーす!」
「おかえりありがとね」
「いえいえ!」
「綺麗な花だねなんて言う花なの?」
「スイセンです!
白と黄色混ぜてもらったので
綺麗じゃないですか?」
「すごい綺麗。すぐ花瓶に移さないと」
「私移しときます!」
「ありがとうね」
「先輩!何してるんですか?」
「花を花瓶に移してるんだよ」
「先輩、花似合いますね」
「嬉しいこといってくれるね」
「お世辞じゃないですよ!」
「先輩、性格も明るくて顔も可愛くてスタイルも抜群!」
「それなのに彼氏いないなんて信じられないです 」
「私もいい人いたら付き合いたいんだけどね」
「明日いつもと同じホテルね」
通知がなった
この通知に安心を覚えてしまうんだ
安心ただそれだけ
それ以上でも以下でもないといけないの
「来たよ」
「なんか不機嫌だね♢」
「別にいつもどうりだよ」
「なんか寂しいなあ」
「なんかあったの?聞いてあげるよ♤」
「もう会わなくていい?」
「…どうして?」
「理由なんてないよ飽きただけ」
「他にも女いるんだからいいでしょ?」
「やっぱり見られてたんだね」
「でもそれは関係ないと思わないかい?」
「なにが?」
「僕たちは体の関係だ」
「気分によって
ヤリたい相手は 違うそれだけだ♧」
トランプを首に当てられる
私は殺されるのだろうか
別にそれでもいいのかもしれない
「なら他を探してよ。私に関係ないよ」
そう言ってトランプに首をつける
「そのめいいなあ」
「壊すのに勿体ないぐらい」
「君はいて楽だったんだけど」
「おもちゃがおもちゃと理解していた」
「残念だなあ♡」
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スイレン
ギリシャ神話のナルキッソスが
水に映った自分の姿に見とれて衰弱したという
花言葉
「私のもとへ帰って」
「もう一度愛してほしい」
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彼女はただの駅前のカフェの可愛い店員さんです
ある日ヒソカに気に入られてしまいます
普通の人間である
彼女がヒソカにあってからの物語でした