~ 注意事項 ~
この物語は完全なる自己満です。
メモ帳の書き溜めから引っ張って来ただけなので低クオです。
口調・キャラ崩壊・解釈違いなどは自衛してください。
なんでも許せる人だけどうぞ。
呪術廻戦二次創作
2000文字ちょっとあります。長いです。
五条先生体調不良ネタ
登場人物
虎杖悠仁
釘崎野薔薇
伏黒恵
五条悟
伊地知潔高
五条side
五条¦…もう朝か。
現在時刻7:25。いつもより遅く起きる。
日が昇った窓の外が見えるが、体を動かす気にはなれない。
五条¦ぅ゙…、なにこれ、キツ…。
体が熱を帯びている。体温は高いのに寒さを感じて布団に包まる。
どうやら風邪を引いてしまった様だ。
サイドテーブルから端末を手に取り、電話を掛ける。
聞こえてきた気弱な声に文句を言う気力もない。
五条¦あ゙~…、もしもし…。
伊地知¦もしもし…、五条さん?
五条¦今日休み取って…。風邪引いた。
伊地知¦えっ、わ、分かりました、お大事に…。
了承の言葉を聞いて、一方的に電話を切る。
ベッドの上から動けない。頭の中が気持ち悪い。
思い通りに動かせない体に唸り声を上げる。
今は…、丁度8:30。いつまでも布団の中で蹲ってる訳にも行かない。
そう思って体を起こした時、玄関のチャイムが鳴った。
ピンポーン。
何となく予想は出来ていたけど…。
僕が体調不良と聞いて、来てくれるのはあの子達。多少フラつきながらドアを開く。
五条¦…やっほ~、みんな、
虎杖¦先生!大丈夫?!
出来れば来て欲しくなかったな。皆に移ったら二度手間だし。
…でも、やっぱり嬉しい。「最強」《僕》を心配してくれるなんて。
釘崎¦うわっ、めっちゃ顔赤いじゃない。
伏黒¦アンタは寝ててください。
五条¦あはは、朝から元気だね~
今日は目隠しを付けていないから、熱で赤くなった顔が隠せない。
にこりと微笑みを浮かべるが、僕の強がりなんてお見通しなんだろうな。
五条¦入って入って~
虎杖¦お邪魔しまぁすっ!
伏黒¦…。アンタ、熱測りました?
あ。そういえば測ってないな。
そう思ったのが表情に出たのか、恵は溜息を着いて体温計を渡してくれる。
伏黒¦ベッドに座っててください。
釘崎¦そーよ。病人は大人しくしときなさい。
虎杖¦先生待ってろよ!俺がお粥作るからね~!
体温計を襟ぐりから脇に通し、熱を測る。
39.6…元々低体温だし、結構な高熱だ。
どうしようか…。
五条¦…、ン。測れたよ~
嘘を吐いてもすぐにバレるし、いっそ開き直ろう。
伏黒¦ッは?!五条先生、熱高すぎるでしょう…、
釘崎¦うわぁ…。高すぎて引く。
辛辣だなぁ、悠仁がお粥を作ってくれている間。僕はベッドに座っていた。
時折咳が出るけど、騒ぐ程じゃない。
熱で浮かされた脳が上手く働かなくてボーッとする…
三人の会話を眺めていると、悠仁が手元にお粥を持って近付いてくる。
虎杖¦はいっ、ど〜ぞ〜!
五条¦!、わ~っ、美味しそ〜。ありがとゆ〜じ♪
釘崎¦冷めない内に食べなさいよ。
伏黒¦なんでお前が言うんだよ…。
柔らくて、暖かい。美味しい。
スプーンですくって少しずつ食べる。
五条¦…ははっ、美味しいね〜♪
虎杖¦でっしょ〜?
ワイワイといつもの様に会話を交えながら、食べ終えた食器を机に置く。
そんな僕の様子を見て、皆荷物を纏め始める。
伏黒¦じゃ、また明日。
虎杖¦センセ!お大事に〜!
釘崎¦私達に移したら承知しないわよ!
五条¦うん、またね〜
すぐ近くで、明るい笑顔を見せながら手を振った。
悠仁が一歩を踏み出した時、皆が驚いた表情をして振り返る。
…どうしたんだろう?
五条¦?、どうかした?
僕がそう尋ねると、悠仁は目を逸らしながら、少し照れ臭そうに言う。
虎杖¦い、いや〜…先生、コレ無意識なの?
コレ、と言われても何の事か分からない。
首を傾げる僕を見て、恵が指を差す。
五条¦…えっ。
指された先を見て、驚いた。
悠仁の服の裾を掴んだ僕の手。思わずバッと勢い良く手を引く。
熱のせいじゃない。顔が赤く、熱くなるのがわかる。
五条¦…、、ワザトジャナイヨ。
カタコトになってそう言う僕を、悠仁が突然抱きしめる。
虎杖¦あっはは!先生にも可愛いトコあんね!
五条¦んぶっ、
伏黒¦はぁ…。今だけですよ。
釘崎¦アンタねぇ…、
…悠仁の体温。暖かい…。
僕を包み込む心地良い温もりに、瞼の力が抜ける。
つい眠くなって、、僕は悠仁の腕の中で意識を落とした。
悠仁side
普段、あまり見れない先生の甘え方に、可愛いと思って抱きしめた。
すぐに押し離されると思ったけど、先生は静かだった。
そして、俺の胸元にもたれて眠ってしまった。
五条¦…スー…、、
虎杖¦…ど、どうしよう。先生寝ちった。
伏黒・釘崎¦はぁっ?!
虎杖¦しーっ!
穏やかな寝顔を写真に撮った。後で揶揄おう♪
暖かい…熱を帯びた体をそっとベッドに寝かせて、静かに部屋を出る。
三人¦お大事に。