テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
『ほ、本当か、!?』
彼は少し前のめりになり、俺を見た。
それほどまでに嬉しいのか
『俺は榊雄之助、よろしくな!』
「あぁ、よろしく頼む」
『そうと決まれば、早速入部届けを出さないとな』
チーム部屋
(ここが、チーム部屋、)
中は数年使われていないらしいが、とても綺麗で、明るかった。
『これに名前を書いてくれ 』
「ん、書けたぞ」
『よし、じゃあ、改めてよろしくな』
「あぁ、」
『今日はもう遅いし、寮に戻って休め。入学式で疲れただろしな。』
「わかった、また明日な」
そう言って荷物をとり、寮へ戻る。
ユーニスの部屋
(って、相部屋なのかよ、)
まだもう1人の方は来ていないが、綺麗に荷物が置かれていた。
(俺も荷物整理しないとな)
ダンボールを開け、棚に本や写真などを飾っていく。
ガチャ
「ん、?」
音のする方を見ると、1人のウマ娘が立っていた。
《あ、相部屋の子、?》
「おう、リオンユーニスだ。」
《私はスカイリムザニア、よろしくね》
「ふぅ、…」
(やっと終わった、)
《おつかれー》
彼女の手には湯気のたったマグカップが2つ握られていた
《これ飲んで疲れ取って》
そう言って、マグカップを差し出した。
「…ありがと」
《…ねぇ、私達友達にならない?》
「…友達、」
《せっかく同室になったし、ね?》
「…わかった、友達」
《!、ほんと!?》
「おう、」
(俺は、あんまり友達できない性格だから、ちょっと嬉しい。)
《じゃあ、よろしくね!えっと、…なんて呼べばいい?》
「リオンでいい、」
《わかった!これからよろしくね!》
《あ、私のことはリムって呼んで!》
小さく頷き、リムからもらった飲み物を飲む。中身は暖かいレモンティーのようだ。
「美味しい、」
思わずそう呟いてしまった。
《!、ほんと!?私もこのレモンティー大好きなんだよね!》
そこから俺たちは意気投合し、夜まで語り明かした。
《おやすみ、リオンちゃん》
「あぁ、おやすみ、リム」