テラーノベル
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いつも通りだったはずなんだ。
いつも通り恋人の彼と一緒にベッドに入って甘い時間を過ごして眠りに就いた。
目覚めたらきっといつも通りの部屋で、いつも通りの少し湿ったシーツに包まっていて、隣で愛しい彼がおはようと言ってくれるはずだったのに。
しかし、現実は細やかな幸せさえも許してくれなかったらしい。
知らない真っ白な部屋で糊の効いたシーツに挟まれた状態で目が覚めた。
隣を見ると恋人が寝息を立てているのが唯一いつも通りのところ。
私はとりあえず彼を起こしてこの部屋がどこなのか、どうしたら出られるかを探ることにした。
『起きて、シロ。なんかよくわからない部屋に飛ばされちゃってるの!』
「またくだらん戯言を…?ここはどこだ?悪戯も大概にしろ。不快にさせるな」
『違うよ!私じゃない!私だってこんな部屋に来た覚えなんてないし、このベッドだって用意するならもっと寝心地のいいやつを選んでるよ!』
「…確かにな。とりあえず出られるか試すぞ」
お互い寝間着のまま固くて寝心地の悪いベッドを抜け出し、ドアに近づく。
しかし、ドアは施錠されているらしくドアノブは全く動かなかった。
『…こういう部屋って条件を満たさないと出られないやつだったりするのかな…?』
「条件…?また面倒ごとに巻き込まれて…お前はこういうのに首を突っ込むのが好きだな。物好きなものだ」
『違うってば。私が来たくて来たわけじゃなくて、本当に事故みたいなものなの!それに、大体こういう部屋って突然閉じ込められるのがメジャーだからね!?』
「ならば出る方法の心当たりがあるということか?この部屋のことを知っているのだろう?」
『いや…詳しいわけじゃなくて、たまによく見るってだけだよ』
「言葉遣いがおかしいのではないか?」
そんな会話をしているとドアの隙間から手紙が差し込まれてひらりと床に落ちた。
ベレンが手紙を拾い、糊付けもされていない封筒を開いて中の紙を取り出す。
私もシロの手元を覗き込んだ。
【立ちバックでセックスして体外式ポルチオで絶頂しないと出られない】
「……」
『そんな目で見ないでよ。私だってこんな条件が来るとは思ってなかったよ!?』
「フン…ふざけた条件だがこれを達成するまで出られないのだろう?ならばやるしかない。…それで、この体外式ポルチオとは何だ?」
『えーっとぉ…女の人には子宮と膣があるのは分かるよね?』
「当然だ」
『その境目のところをポルチオって言うんだけど、そこをお腹を押して刺激するっていう…一種の気持ちよくなれること…みたいな…』
「女の体は不思議だな。腹を押されるだけで絶頂するのか」
シロはそう言いながら周囲を見回して、閉じ込めるだけならば絶対に必要のない手すりを見つけて、露骨に嫌な顔をした。しかし、やるしかないと自分で言った以上それを破ることはしないのがシロ。
「おい、あの手すりは条件達成のためのものだな?」
『多分…。私とシロじゃ身長差もあるし、ありがたいよね』
「フン、幸せな頭だな」
いつも通りの辛辣な言葉とは裏腹に、私を抱き寄せて手すりまで向かう。こういうところでデレてくるシロの行動は、親のことは大好きなのに反抗期な少年のようで可愛らしい。
「自分で脱ぐか?脱がせてほしいか?」
手すりの高さを見ながらシロはそう問いかけてきた。シロは手すりの端にぶら下がっていた取扱説明書を見つけて開き、目で文字を追っている。今「脱がせて」と頼んだらちょっと機嫌を損ねてしまうかもしれないと思った私は、自分で脱ぐと伝えてネグリジェのリボンに手をかけて解く。着脱がしやすく襟だけをリボンで締めるゆったりしたデザイン(フルーレ作)のネグリジェは肩からするりと滑って、床に円を描くように落ちた。残るはナイトブラとショーツだが、リモコンで高さを調節しているシロが見ていない間に脱ぐべきなのか、シロが見ている前で脱ぐべきなのか…。私はしばらく悩んでシロに見られながらストリップするよりは恥ずかしくないから!と自分に言い聞かせて下着も脱ぎ始めた。
下着を脱ぎ終わる頃には手すりの調節も終わったらしく、シロは腕組みをして手すりを眺めていた。シロに声を掛けると、こっちに来てさっきの手紙差し出してきた。
「脱いだか。条件を読む限り、体外式ポルチオでの絶頂と性交は別でも問題ないようだと思った。これで間違いないな?」
『…うん、多分合ってると思うよ』
「ならば先に奥で感じられるように性交で身体を慣らしてからのほうがよさそうだな」
『そこはシロに任せるよ』
「そうか。ならば早速試すぞ。しっかり掴まっていろ」
シロは私を手すりの前に移動させると、寝間着のスラックスを寛げ始めた。私が言われた通りに手すりに掴まって待っていると、シロの指が私の秘裂を弄り始めた。
シロの前で見られていないとはいえストリップした羞恥心で濡れていた秘裂を触られて、淫乱だと思われたらどうしよう、という考えが止まらない。こんなことでシロに嫌われたらしばらく立ち直れないだろう。ドキドキしながらシロの言葉を待っていたが、シロは特に何も言わずにくちゅくちゅと音を立てながら指を動かしていた。シロの指は最初は愛液を掻き混ぜるような動きだったが、愛液を絡め取った指でクリを触られて、私はびくっと過剰に身体を跳ねさせてしまう。それを見たシロは小さく笑ってクリを指先で弄り始める。シロの指がクリを軽く押し潰しながら前後するのが気持ちよくてびくびくと身体が小刻みに跳ねる。そのうち弄る指が増えて、人差し指と親指でクリを強く摘ままれて絶頂してしまった。
「十分濡れたな。ナカも触るぞ」
シロは絶頂の余韻でひくつく膣に指を挿れる。しかし、予想外にシロの指はGスポットを通り過ぎて行き止まりまで入ってきた。今度はGスポットで気持ちよくしてくれるのかな、といつもの前戯と同様に考えていたのだが、シロはそうではなかったらしい。
「後でここを腹から刺激して絶頂させなくてはいけないのだろう?ならば奥で感じられるようにしておくのが当然であろう」
私の考えを読んだようにシロは説明をしてくれた。確かに体外式ポルチオで絶頂することを考えれば奥を慣らすのは理にかなっている。でも、ポルチオはセックスの時に突き上げられる程度で、そこまで感じられるだろうか?…と心配していたのだが、シロの器用さのお陰で私はポルチオを弄られて絶頂してしまった。自分でもどうしてこんなに気持ちいいのか分からないほど気持ちよくて、前戯のたびに指で私を絶頂させまくるシロの手腕を尊敬しなくてはいけないのかもしれない。
「もう良いか?」
指を3本難なく飲み込めるほど解れているのに、シロは必ず挿入前に私に確認を取る。
『うん、大丈夫』
そんなささやかな言動にシロの優しさと愛情を感じて、私は幸せ者だなぁと思った。
しかし、その優しさに反してシロは私の腰を掴むと自分の腰の高さまで持ち上げる。シロと私にはまぁまぁの身長差があり、シロの足は長いので、私の足は宙ぶらりんになる。
『ちょ、ちょっとまっ…っっ!』
足がついていないことを訴えようと口を開いた私を黙らせるようにシロはペニスをずぶずぶ挿入していく。シロのペニスの先で押し潰されたポルチオからまた快感が背骨を駆け上がってきて、私はもう喋る余裕などなくなってしまった。
シロはゆっくりと確かめるように軽く出し入れしてから「動くぞ」と言って腰を振り始める。私の尻の肉がシロの恥骨に押し潰されるほど深く強く打ち付けるシロの動きに、いつものセックスとは違う快感を感じて混乱する。いつもならGスポットも抉って動くのに、今回はポルチオばかり責められる。立ちバックという体位であるためにGスポットを刺激しにくいのかもしれないが、さっき指で虐められて絶頂までさせられたポルチオを何度も早いペースで突き上げられると、またイッてしまう。しかし、シロにそれを伝えるのは恥ずかしいし、何よりシロは一度セックスを始めてしまうと私が何度イッたとしても止まらない。私はまたポルチオでイッてシロを締め付けるが、シロは絶頂で締まった膣壁を無理矢理こじ開けて奥まで挿入するのでイッてもイッてもキリがない。早くシロもイッて…そう願いながらまた絶頂して快楽に悶えた。
「…そろそろ限界か…。射精すぞ、全て飲み干せ」
やっとシロが限界だと言って奥に亀頭をぐりぐりと押し込む。射精の時の癖だ。やっとイキまくって、イッている最中にも動かれるという快楽地獄の時間が終わる…と安心しながら熱い精液が奥に溜まっていく感覚でまた上り詰めた。
射精が終わるとシロはペニスを抜いて、おい、と声を掛けてきた。
「ベッドに行くぞ。今度は体外式ポルチオで絶頂させねばならんからな」
体外式ポルチオなら別に立ったままでもいいのに、とも思うがシロにとってはベッドでするほうが楽なのだろう。多分。そう思ってナカに出された精液を零さないように気を付けながらベッドに上がった。
いつもなら仰向けの私の上に圧し掛かるようにセックスするので仰向けに寝転ぶと、シロは私の身体を転がしてうつ伏せにする。
『?シロ?』
私が上半身を起こしてシロを振り返ろうとするが、シロはそれを止めるように腰のあたりに座って上半身を私の背中に乗せる。シロの重みで身動きが取れなくなった私の腹にシロの手が入り込んでくる。そして子宮のあたりをぐっと押し上げたので、この体勢で体外式ポルチオをするつもりなのだと察した。確かにこの体勢ならばシロの体重で手で押し上げなくてもポルチオを刺激できる。でもシロの顔が見えないのと、私だけが気持ちよくなっていいものか、という不安がよぎる。
「おい、足を閉じろ。素股で我慢してやる、光栄に思え」
シロは挿入はせず、ただ体重移動だけするつもりらしい。秘裂にシロのモノが添えられているのを太腿で挟むと、シロは上半身と膝に体重をかけて腰を振り始める。シロが腰を振るたびに手が腹に食い込んだり離れたりして、立派な体外式ポルチオを完成させていた。
さっきのセックスで散々イカされた私は、その刺激とシロに素股をしているという背徳感であっという間に上り詰めてしまった。
がちゃん
鍵の開く音が部屋に響いた。
「終わったか。さっさと出るぞ」
イッてぐったりしている私に構うことなく、シロは服装を整える。そして私の服を拾うと、私を仰向けにして抱き上げた。
「戻ったらもう一度抱く。お前の顔を見られないで性交するのは味気ない。分かっているとは思うが、我が満足するまで離さんぞ?気絶したら叩き起こす。…それに、零すなと言った精を零した仕置きもせねばならんからな」
きっと今日は一日ベッドの上から動けないんだろうな、と思いながら私はシロの首に腕を回したのだった。
コメント
3件
めっちゃ良い!!シロのツンデレっぷりが最高すぎる〜😭💕「くだらん戯言を…?」って言いながら結局ちゃんと協力してくれるとこ、ギャップ萌えが止まらん!!条件見てからの「やるしかない」って決断もカッコよすぎ!最後の「戻ったらもう一度抱く。お前の顔を見られないで性交するのは味気ない」って完全デレ入っててズルいっしょ…!!鍵開く演出も痺れた!!
#オリキャラ
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