気づけばフォロワー160人超えありがとう記念作品です(՞ . .՞)੭”
桃赤、青黄、nmmn
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俺は死んだ。
また生き返った。
「さとみ」という名前で。
死んだ原因は不治の病ってやつだ。俺は最愛の恋人を残しあっけなく死んだ。
小学生にあがる時ふと前世の、死ぬ前の記憶を思い出した。それと同時にまた恋人と会いたい、と思うようになった。恋人を探さなきゃって。
恋人のことも少しは覚えていた。髪は赤くて黒メッシュ、オッドアイ、美しい容姿だったこと。よく笑って優しくて明るい子だったこと。それと、
死ぬ前に喧嘩したこと。
でも大切な名前が思い出せない。
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高校生になった。恋人らしき人には会えない。
「ねぇさとみくん聞いてるー?」
友人のころんが俺の顔を覗く。あぁ聞いてるよなんて適当に返せばまた喋り出す。
「てことでカフェ行こ?」
「え?なんで?」
「だーかーらー!」
さとみくんはほんとに話聞かないんだからと軽く叩かれる。だってころん話長いんだもん。
要約すると今日るぅとが季節限定のパフェを食べにカフェへ行くらしい。そこで俺らが入ってきて「こんなところでころちゃんと会っちゃった!!これって運命!?ころちゃん好き!!」って言わせたい、らしい。
「いやあほか」
「なんで!我ながら最高の作戦」
ころんが鼻を高くする。
「俺に運命感じちゃうかもじゃん?」
「さとみくんに運命感じるほどるぅとくんはバカじゃないもん!」
放課後、俺はころんに腕を捕まれ足早にカフェへと入った。
いた。
るぅとの横にはずっと会いたかった恋人がいた。赤髪で黒メッシュ、オッドアイ、その美しい容姿は死ぬ前に喧嘩した恋人そのものだった。
「運命だ…」声が漏れ出た。俺がずっと探してた人。
「運命だっ!!」
次は彼の肩を掴み店内に響き渡る声で叫んだ。
「ちょっさとみくんが運命感じてどうすんのっ!?」
ころんもるぅとも目を見開いている。そんなことをよそに俺は彼を見つめ喋り続ける。
「運命だよ、!結婚しよ!!」
「は?」
「君名前は?どの辺に住んでるの?クラス何組?あっ俺はさとm…?」口には甘い感覚。俺は彼が食べていた季節限定パフェを口に突っ込まれていた。
「…きもちわるいどっかいけ」
彼はこれでもかというほど俺を睨みつけている。俺なんかしたっけ?
「ちょっともう!さとみくん!」
ころんに腕をひかれ俺たちは店をあとにした。この後、ころんにアイスを奢ることになったのは言うまでもない。
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「あの子はりいぬくんって言うの」
「おまっ!知ってんのか!?」
「だってるぅちゃんの友達だし」
やっぱり運命かもしれない。親友の好きな人の友達とか神様が仕組んだに違いない。
りいぬ、名前までも可愛いとか何事?
「クラスはるぅちゃんと一緒の2年C組だよ」「よしころん昼休みはC組に直行だぞ」
「えっるぅちゃんと昼ご飯食べれるっ?」「もちろん、な?行くだろ?」
「行くーーー!!」
そこに彼はいなかった。
「りいぬならいつも屋上で食べとるで」とジェル。
「りいぬのお弁当すっごく綺麗なんですよ」とるぅと。
俺は屋上へと向かった。
「あっ!りいぬいたっ!」
「なんで呼び捨て」
彼の言葉を無視して隣りに腰を下ろした。本当にりいぬの弁当は綺麗だった。なんてったってりいぬは料理部1番の腕前らしい。さすが俺の運命の人だな。結婚したら毎日こんな美味しそうなものが食べられるのか。将来に期待しかない。上の空でそんなことを考えていると「なににやついてんのきもちわるい」とりいぬに睨まれる。
「りいぬの弁当綺麗だなって」
「え…っ?」
「…卵焼きあげる」
「えっ!?いいのっ!?」
「…めっちゃ美味しい!俺が今まで食べてきた中で1番美味しいよっ!」
「…ふふっ」
え、笑った、??可愛いすぎだろ。顔面国宝かなんかですか。
「…笑ってた方がりいぬ可愛い、/」
「別に可愛くないしっ」
「ねぇ決めた今日から毎日一緒に昼飯食お」
「やだって言ったら?」
「まぁ1人で食べるしかねぇよな」
「…いいよ、食べてあげる」
「えっ!やった!!!」
「お前のぼっち回避してあげるためだからな」
勘違いすんなとりいぬが弁当を片付けはじめた。
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あれからさとみくんとは毎日お昼ご飯を食べた。さとみくんに初めて会った時運命の人とかどうとか言われたけど確かにどこか遠い昔に会ったようなそんな安心感を彼から感じていた。
今日もさとみくんと弁当を食べようとさとみくんのクラスへ向かう。実は今日さとみくんの分も弁当を作ってみた。彼は驚いてくれるだろうか。ってなにさとみくんのこと考えてんだ。あんな気持ち悪い人俺のタイプじゃないし。
ちらっと教室を覗いた。彼はころんって人と楽しそうに話していた。教室を出てくるまで待ってようと思ったが次の瞬間。さとみくんが弁当を開けた。
え?俺との約束は? なんで?どうして?さとみくん俺のこと好きじゃなくなっちゃったの?もう飽きちゃった?
そんなことを思っていると胸がきゅっとなって気づけば走りだしていた。
なんで?なんでこんな気持ちになるの?さとみくんのことなんて何とも…。
何とも思ってないもん。
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1つだけ残った弁当を鞄にいれて帰る支度をする。
「るぅちゃん一緒に帰ろ~」
「ごめっ今日委員会の仕事あるから先帰ってて」
「わかった!頑張ってねっ!」
1人でとぼとぼ歩いてると声がした。聞きたかったような聞きたくなかったようなその声。「りーいーぬー!!」
「うるさいなに」
「…?りいぬ元気ない…?」
うるさい誰のせいだと思ってんだ。
「どうしたの?」顔を覗き込んでくる。ほっとけよ。もう俺のことなんか好きじゃないくせに。ねぇりいぬーと周りをうろうろされる。
「アイス奢ってあげるよりいぬ」
うるさい。
「りいぬの卵焼きはやっぱ世界一美味しい!」
ほんとに?ころんくんのやつのが美味しんじゃない?
「りいぬ愛してるー!」
みんなに言ってるんでしょ?
「りいぬは運命の人だ」
運命ってなんだよ。適当に言うな。
「ねぇりいぬ?心配だよ大丈夫?」
「なんで?」
「え?」
「なんで今日…弁当一緒に食べてくれなかったの?」
「あっごめんそれは」
「どうせ俺のことなんか好きじゃないんだよ」
「そんなことない」
「俺はっ!!」
「さとみくんのことが好きだっ…!」
「へ」
「さとみくんは俺の運命の人だ…っ!!」
「俺と付き合え…っ!!」
気づけばがさとみくんと唇が重なっていた。
「次は絶対…守ってやるから」
8年後、2人にはお揃いの指輪がついていたとか─
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思ってたおわり方じゃなかった(ᐢ._.ᐢ;)՞ ՞
全然浮上してなかったのにフォロワー様160人越えありがとーです.ᐟ.ᐟ
これからもえす氏と仲良くしろよ((
♡600~
コメント
5件
再開のしかたとってもすきです、、 ぶくしつです!!!
なんだ、?この神のお話は、! で、なんでハートが100もいってなかったの!?笑笑 驚きだァ、笑 指が勝手に動いていつの間にか1000になってたので、💦 ハート受け取ってください笑笑 もうめちゃくちゃ最高のお話でした!(❁ᴗ͈ˬᴗ͈) いきなりタメ口使ってごめんなさい、笑💦
最高だよ😵💫💗 ひさびさのえす氏の桃赤めっちゃよき!!!