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年が明け、あっという間に
1月8日(土)大安吉日
3連休の初日
いよいよ挙式披露宴の日
豪華なホテルで、夢にまで見た結婚式
神前式なので、白無垢を着る
かなり重い、苦しい…頭も重い
皆んなこんなに苦労して、挑まれてきたんだ…
なんだかカツラ、頭が痛い
挙式は親族だけだから、厳かに行われた。
三三九度
ホントに3回目で飲む、掛ける3回で、9度なんだな…
『亮、羽織袴姿、キリっとして素敵♡』
『舞、白無垢姿、初めて見た和装、可愛い〜お嫁さん♡』
目を合わせてニッコリ笑う
亮が誓いの言葉を読み上げ、「妻、舞」だけ言う。
ふふ
そして、披露宴会場へ
亮のお父様の関係者が大勢いらっしゃるので、
ものすごい人数だ。
誰が誰だかわからない…
亮の為だ、仕方ない。
ホントは、こじんまりと身内と友達だけで良かった。
でも、そうは行かない。
亮の為!頑張ろう。
今度は、打掛
赤を貴重とした打掛を着る
更に重い…
早く脱ぎたい…
披露宴は、我慢なんだな
笑顔、笑顔
友達の顔が見えて、ようやく本当の笑顔が溢れる
でも、頭が重くてあまり首が動かせないのがツライ
いよいよ、ウェディングドレスにお色直し
「あースッキリ〜!」
着替え室で、思わず声を出してしまった。
「そうですよね〜解放感ですよね〜皆さん、そうおっしゃいますよ。」と、スタッフの方。
「かなり重いんですね。着物。」
「そうですね。今からはドレスでラクですよ。」
「良かった〜」
「舞〜綺麗〜♡さすが、俺の奥さん!」
「亮もカッコイイ〜♡素敵〜」
『舞〜抱きしめたい、キスしたい』と思う亮
『抱きつきたい』と思う舞
全然知らない人の前で笑顔を披露する
やはり、苦手だなぁ
きっと顔が引き攣っているはず
でも、全て、亮の為だから…
酔っ払いのおじ様を相手に笑顔を振り撒く
政治家の嫁になるのは、ある意味、大変だな
と、思った。
最後は、カクテルドレス
4着全て着れたことは、本当に嬉しいこと。
ずっと夢見てきたことが、叶ったから…
入場前に…
「ありがとう亮!」
「ん?」
「綺麗な衣装を全部着させくれて…こんなに盛大に祝ってもらえて…嬉しい」
「良かった。でも、ごめんな。知らない人がいっぱいだよな」
『あ、亮には伝わってたのかな?私が困惑してるのが…』
「あは、バレてた?私、また顔に出てる?」
「ううん、舞はずっと笑ってくれてるよ。だけど、俺には全部分かる。俺の為だよな。ありがとうな。」
「ううん…」泣きそうになった。
「あと少し、笑ってよう!あとで、目いっぱい抱きしめるから…覚悟してろよ!」
「ふふ」
「笑った」
ドレスで軽くなり、ようやく友達たちのテーブルへ周り、みんなと話せた。
「舞〜すっごく綺麗だよ」
「ありがとう」
「ものすごい披露宴だよね、驚いたよ」
「私も…ハハ」
「また、ゆっくり会おうね」
「うん、会おうね」
「これから、選挙で大変になるんだよね?」
「うん、終わるまではね…」
「終わったら、会おうね」
「うんうん、楽しみにしてる」
もう、結婚なんてしない!
一時は、そう思ってたから…
友達を結婚披露宴に呼ぶことなんてない!
そう思ってたから…
すごく嬉しい。
しかも、相手はずっと好きだった亮だから…
「旦那さん、素敵〜」とか、
「舞、良かったね、憧れの藤堂さんと結ばれて…」
と、皆んな亮のことを褒めてくれる
自分が褒められるより嬉しい♡
「うん、ありがとう」
素直に言える
さすがに最後の花束贈呈では、涙が溢れた。
ホッとした気持ちと、両親に
『今まで待たせてごめんね』という気持ちと…
亮のご両親に、
『不束者ですが、これからよろしくお願いします。』
と、いう気持ち。
色んな気持ちで、ありがとうございました。
疲れた…
ようやく、終わってホテルの部屋へ
今日は、1泊プレゼントで付いていたので、
ゆっくりふたりだけで過ごす。
二次会をしてくれる!という話もあったが、
年明け早々で、まだ皆んなお正月気分も抜けないままだし、疲れてそんな体力は残って居ない。
高校の時のテニス部で、カラオケに行こう!
と、誘われ、2人共、古い付き合いだから、
それだけは外せない。『近くに居るから…』と、
後から合流することに。
結局、二次会並の人数が居て、驚いた。
かなり盛り上がり、気がつけば日付けが変わる。
慌ててお開き。
「ありがとうね〜またね〜」
「亮じゃあ、頑張れよ!応援してる。お前は俺たちの誇りだ!」
「あははは、ありがとう!かなり酔ってるなあ」
「じゃあな!舞ちゃん、愛してるよ〜」
「ふふ、ありがとうございました。」
「なんでだよ、俺の奥さんだからな!」と、
舞の肩を抱き寄せる
「チェッ、見せつけやがって〜羨ましい!じゃあ、またな、おやすみ〜」
「おやすみ〜ありがとうございました。」と、
タクシーを見送った。
皆んなにバイバイした。
「楽しかったね」
「うん、そうだな。疲れただろ?」
「うん、さすがにね…一気にたくさんの人を見たから。」
「だよな、お疲れ様〜帰ろう!まだ、今から大事な用事があるし…」
「えー?何?もうお風呂入って寝るよ」
「なんでだよ!」
「疲れた!」
「舞〜♡」
「ふふ」
ホテルに戻り、部屋の鍵を開けて中へ
いきなりキスをする亮♡
「もう我慢できない!」
舞を抱っこしてベッドへ
「ダメだよ、お風呂入りたいよ」チュッ
「じゃあ、とりあえずキスだけ…」
優しく、丁寧に、キスをする
ぎゅーっと抱きしめる
「亮、ありがとう」
「ううん、舞、ありがとう、愛してる♡」
「私も…」
「お風呂行こうか?」
「うん」
一緒にお風呂に入る
舞のカラダを見て、興奮しないわけがない亮
カラダを洗いながら、愛撫する
「あ〜♡ダメだよ、亮」
聞く耳を持たない
洗いながら…泡泡にして、湯船まで泡だらけ
お風呂の淵に舞を座らせ、シャワーで流し
「綺麗になった?」
「うん。あっ♡」
舌と指で攻める
たまらなく可愛い〜
自分もたまらなくなり、口に含んでもらう
「あー」
たまらず繋がる
一番刺激的な夜になった
「もう、こんなところで…」
「すごく良かったよ舞♡」
もう一度、綺麗に洗い流し、ようやく上がる
バスローブのまま髪を乾かす
その間中、舞にキスをしまくる亮
「う〜ん」
ふたりでベッドへ
「この格好、いつでも、もう一回出来るな」
「え〜?元気だね〜もう寝るよ」
と、舞
「舞!最近淡白になって来たんじゃない?」
「そうかも…」
「えー新婚初夜は今日だけなのに…」
「う〜ん」チュッ
「舞〜♡もっと〜」
「あとでね」
「あとでっていつ?5分後?10分後?」
「え?早いわよ、ふふ」
「じゃあ、繋ぎで触ってるから、寝ててイイよ、おやすみ」
サワサワ、あちこち触りまくる亮
「寝れるわけないでしょう」と、ガチッと
蟹挟みして、抱きつく舞
「あ〜ん、舞ちゃん、すご〜い♡」
「あははは、何よ、もう!」
「いいの?そのままで?」
「ダメだよ」
「このまま、したい…」
「ヤダ…」
「もう〜まだ出来ないでしょう?」
と、亮のものが当たった
「嘘?」
「ホント♡」
「何?その回復力!」
「綺麗な舞を見てずっと我慢してたから、いくらでも抱ける」
「んなわけないじゃない?」
触ってみる
「え?凄いね♡」
「うん♡だから…」
『さっきのは何?なかったことになってるの?
ヤダ〜ついて行けな〜い』
「はあ〜〜ん♡」
素敵な新婚初夜でした♡