今日はね。戦艦大和さんが沈んだ日なんだよ。
だからね。大和さんが海自になった時の話でも書こうかなって思ったんですよ。微ソ日帝。
永き戦いも、多くの兄弟を亡くし終結した。
俺を護っていた雪風は、
中華民国に引き渡された。
他にも、生き残っても、
敵国の艦となった者もいた。
死んだと思ったら……
俺は死んでいなかった。
武蔵も、矢矧も、俺以外の兄弟は皆、戦死したと聞かされた。
俺だけ、1人、死ねなかった。
生き延びてしまった。
兄弟と共に在る事、それが俺の生きる価値だと思っていたのに……
今日、俺は陸軍殿に呼ばれていた。
陸軍殿とは、海軍殿の御姉上様だ。
陸軍殿は片腕、片足、両目を失っていた。
「大和はこの戦いの要で、日本が最も期待していた戦艦。ということは知っていますね?」
「はい……」
布団に横たわりながら、
ポツポツと言葉を発する。
その一つ一つが心に突き刺さる。
話していると突然、
「ところで、私の息子の護衛にならないか?」
と持ち掛けられた。
「え……」
「息子は軍隊が持てなくなってしまったのだ。だから軍経験のあるお前が、息子の護衛に就いて欲しいんだ。」
「俺で……良いのでしょうか?俺は…」
「ええ。貴方はとても強いですからね。」
そう言って微笑む陸軍殿は、
かつて、恐れられていた帝国ではなく、
子思いな母親だった。
「了解致しました。」
俺が自分の罪を滅ぼすためには、
御子息を御守りする他ないのだ。
「命に掛けても護って見せます。」
俺は……懺悔できるのだろうか…
日帝ちゃんside
戦争で負ければ全て失う。
今まで培ってきたもの全てが。
戦争で負ければ全て暴かれる。
女だとバカにされないように、
剣術を磨き、男装してきたのに…
捕虜になると
嫌だと言っても無理矢理貪り犯される。
私の両目をくり抜いたソ連に、
夜が開けるまで、孕むまで、犯され、
子を産むと、目の前で殺される。
これの繰り返し。
しかも、満洲や、先輩の前で犯された。
その時のソ連の笑顔が忘れられない。
犯している時のバカにしているような目が、
怖くて怖くて仕方なかった。
そして、気持ちいと、
快感を覚えてしまう自分が1番怖かった。
戦争だけは、負けてはいけない。
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