キタルファ

永遠に突破しないんで諦めました 、

投稿します ー ！

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🍍）… はぁ 、 し ん ど 、 笑

今日もまた、叶わない恋に期待をし、貴方の記憶を失っていく。

そんな日々に嫌気がさしていた。

何で俺がこんなことに。何で神様は俺のことがこんなにも嫌いなのだろう。

俺は、ただ一人の人間を好きになった、ただそれだけなのに…っ

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とある日、俺はいつも通り活動をしていた。

その中のメンバー、📢の事を恋愛的に好いていた。

だが、相手は同性、そして同性愛者でもない。

そんな相手に恋をして、叶うなんて不可能だった。

苦しかった。しんどかった。もう、諦めてしまいたい。でも、君が優しくするから、俺に期待をさせるから、

引くに引けなくなって、辛くて、しんどくて…っ

ある日、異変は起きた。

📢）🍍ー、？ちょっと話せる？

🍍）ん、？どしたー？

📢）前二人でペアリング買った店、あそこまた行かん？

〃）また買うのもありだなーって笑

🍍）…あれ、

『 📢とペアリングなんて買った、？ 』

📢）……は、？

〃）いや、御前LIVEでも付けてたじゃん…笑

〃）何言ってんの、？

🍍）そもそも、お前アクセとか好きだったっけ…？

📢）ちょ、お前今日変だぞ、？

〃）どうした、？

やばい、何でか知らないけど、本当に分からない…俺が忘れてるだけなのか、？

このリングは俺が一人で店に行って…？

📢）…病院とか、いったらどう…？笑

ああ、気を遣わせてしまってる…どうしよう…ッ

🍍）冗談〃笑覚えてるに決まってんじゃん！笑

〃）だって、俺と📢は親友だろ？笑

📢）っ、なんだ冗談かよ…笑

〃）超焦ったわ…笑

その後は、また二人でそこのお店に行く約束をした、

だが、俺はこのことが気がかりで、とりあえず、ネットを読みあさっていた。

大切な、大好きな彼の記憶がまるで無くなったみたい、そんな症状はないか探した。

探して、探して…

見付けた。

🍍）奇病…キタルファ？

※ キタルファとは、最愛の人の記憶のみが少しずつ消えていくという奇病です。このキタルファという奇病を治すことが出来るのは、ただ一つで、愛しの相手と結ばれないといけない、という条件です。あくまで都市伝説程度の奇病で、本来かかる人なんて極稀なので、よくわからない奇病です…

🍍）っ、嘘、だろ…？

何度も何度も見直した。

俺の目がおかしいんじゃないのかと。

本当はそんな内容じゃないんじゃないかと。

何度も何度も何度も何度も。

でも、勿論内容は変わらない。

俺は、キタルファという奇病に間違いなくかかってしまった。

🍍）っ最悪…！

〃）なんでよりによって彼奴の記憶なんだよ…

〃）大切な、思い出なのに…ッﾞ

俺は悔しさ、いや、こんな残酷ななことがあっていいのかという思いに打ちのめされてしまった。

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あれから数日、📢との記憶が、自分でも分かるくらいには消えてきた。

メンバーにも、勿論📢本人にも心配されるくらい。

でも、言えるわけ無いじゃん。

言ったら俺が📢のことが好きだってバレちゃうでしょ、？

そんなの嫌。

嫌われたくない。

やっとできた居場所を、同性を好きになってしまった、その理由で失いたくない、

なんで俺こんなに不幸なんだ。

ッ、…📢、この名前も、見た目もいつか忘れてしまうのかな。

解決方法がないんだ、辛くて苦しいに決まってる。

でも、仕方ないんだ。

📢は何が好きなのか何が趣味なのか、もうそこら辺の記憶は大分消えてしまった。

一緒に活動できてるだけ奇跡だろう。

…この一瞬も📢の記憶が消えていってると思うと、本当に意味が分かんない。

なんで俺がこんな思いをしているのか。

すぐに諦めればよかったのに。

🍍）もういやだ…

そう思っていると、電話がかかってきた。

誰からだろうとスマホを見てみると、🌸からだった。

渋々、俺はスマホを手に取り、電話に出た。

🍍）もしもし、🌸？

〃）如何した急に、？

🌸）ちょっと、聞きたいことがあって…

〃）最近、📢のこと大分わかんなくなってる、？みたいな感じじゃん、？

〃）俺、ほんっっとうに心配で！！

〃）ちょっと調べてみたんだけど、

〃）…🍍ちゃん、奇病ですにかかってる？

🍍）っ…

言葉を失った。バレるとは思ってなかったから。

まだ本人にバレていないだけマシではあるが、別に良いわけではない、

🌸）んで、📢の事が好きなんだよね…？

〃）でも、奇病、もしくはキタルファにかかっていて、📢の記憶が消えてきている…

〃）あってる、？

🍍）…そう、お前の言うとおりだよ、笑

〃）大丈夫、俺は諦めるつもりだよ、

〃）彼奴の記憶がなくなるのは勿論辛い、辛いけど。

〃）仕方ないんだよ…っ

🌸）馬鹿。

〃）なんで諦めちゃうのさ。

〃）彼奴の記憶が無くなるとか、そんなん言ってられないでしょ！！

〃）当たって砕けろ！！

〃）何もしてないのに諦めるのは🍍ちゃんらしくない！！

🍍）！！

〃）っ…お前、ホント凄えよ…笑

〃）ありがとな、🌸。笑

そういい、俺は少し安心したような声を漏らす🌸の声をきき、電話を切った。

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