キタニタツヤさんの「ずっといっしょ!」曲パロ
ソナチ、グロ、微R18、自分の考えた設定注意
地雷な方はさよなら〜!!
6月某日___
最悪な日だった。今まで信頼していた彼が、 俺を裏切るなんて思ってもいなかった。
ずっといっしょ にいれると思っていたのに…。
夏が嫌いだ。暑いのが苦手だ。彼はそれを知っているからこの日を選んだと思う。
彼の殺気だった目が忘れられない。
昔は優しかったあの目が…俺を睨んでいる。
心も体も傷だらけだった。あのころの彼が欲しい。彼は俺にとって充電器のような存在だった。どんな事があっても彼がいるなら耐えられるんだ
今ではその充電器は俺をすり減らしている。
なぜ裏切った。なぜなんだ。
国々の会議が終わった後、俺は彼を追い詰めた。
急に俺から離れた彼が。俺だけしか見れないように。どこにも行かないように。
彼の声で追い詰めている事がバレてしまった。
まあ、彼は終電逃して帰れなくなったんだがな。だが、それだけで俺の心が埋まるわけが無い。
本当なら2人きりの部屋でずっと繋がっていたかった。消耗戦まで持ち込んでお互いを愛し合いたかった。
もしかしたら…。俺の彼に対する思いは
彼にはなかったのかもしれない。
だったら、なんであの時…。
彼と俺が幼い頃だった。
お互いに足を引っ張ったが色んな国々でも知っているとても仲の良い2人組だった。
遊び疲れて寝転んでいた時、
「ねぇ。これつけてくれない?」
幼き彼の優しい声に気づき体を持ち上げる。
彼の手にあるのは花で作られた指輪。
その指輪は少し俺の指にとっては緩かった。
「これ緩いぞ」
「あれ、僕のはちょっときついや」
「なんだよこれー。」
指輪をいじりながら彼に聞く。
「ずっといっしょにいるっていう約束の印」
「…?」
「いや…//いいからつけて…////」
あの時の彼の赤らんだ頬、あの眼差し。忘れられない。
プロポーズされたんだ。ずっといっしょに居てくれるって言った筈なのに。
その5月の日。5月は好きだった。
いや、彼と遊んだ全ての日が好きだった。
彼によって作られたたくさんの思い出は彼によって混ぜられ悲しみのそこに沈んでしまった。沈殿したように。
俺は親には愛されていなかったと思う。
まぁ、親は仕事で忙しかったし、
家が嫌いだった。誰も構ってくれないから。
幼い頃の俺は父親にも周りの世話係にもシニカった。
怒られたって知らない。
お前らがした事だろ?と思っていた。
お前らが俺に期待していないように
お前らに期待なんてしてないから。
そんな日々が続き、俺がそこそこ成長した頃、親が戦争に負けた。弱っている親を殺し、
俺は新たな国になった。
俺が新しい国になると周りは一変し、すがってきたものもいた。
俺は俺が守ってきた孤独をめちゃくちゃにした。
本当に死にたくて仕方がなかった。
こんな血まみれの手になった俺を、彼の親をどん底に陥れた俺を、彼がまだ好きだろうか
俺が国になってしばらくした頃、仕事がたくさんすぎて彼と会うことが出来なくなってしまった。
彼の親も忙しかっただろうが、俺は自分の事を優先して彼を俺のように孤独にしてしまった。
あの頃共に過ごした日々が、
あの頃のささやかな幸せが、
彼にとって思い出すと孤独を深めるトラウマになってしまったのだったろう。
俺が馬鹿だったから、彼は変わってしまったのだ
だけど…
彼が戦争に負ける1週間前
「なあ…本当にこのままでいいのかよ…。俺とお前はさ…仲良かったじゃん…その…お前…ずっといっしょにいようって言ってくれただろ…。俺、お前が消えるのヤダなんだよ…。」
俺はまた彼を追い詰めた時だった。俺は彼が心配で心配で仕方なかった
「は…?」
彼の重たい口が開き、彼の懐から、前に俺が追い詰めた時、彼自身が破いた契約書が出てきて俺の前に突きつけた。
「忘れたのか?昔なんてとっくのとうに終わったんだぞ、離れ離れなんだぞ俺たちは…俺はお前とずっといっしょなんてごめんだ!!!」
え…?
彼がそんな事言うなんて
…
…
なぁ…
それは…
誰かにつかされた-バグ-だよな…?
彼の言葉で俺は我を忘れて殴った。
殴って
殴って
殴って
殴って
殴って
殴って
殴って
殴って
自分の鎌で
裂いて
裂いて
裂いて
裂いて
裂いて
裂いて
裂いて
繰り返した。
「あ…。」
そこにあったのは血が吹き出し目に光が無くなって動かなくなった彼…ナチだった。
俺は…彼の一生を壊してしまった…
俺は彼の一生の後悔として最後までを添い遂げた
俺が本当に大切にしていたものは…
今無くしたそれだった
彼と俺は間違えを犯してしまったがうえに、お互いの首を閉めあったのだ。
そして充電器を無くした俺はもう心の充電なんてなかった。
彼を殺した鎌を首にかける。
地面が2人の血で赤く染まる。
目がぼやけ始める。
ぼやけていても彼は綺麗だ。
こうやって最後を締めくくれるのは最高だった。
俺とナチは…やはり
幼い頃も
今も
ずっといっしょだな。
Fin
駄作しか作れない私を許して
コメント
6件
あれおかしいな、、、目から水が、、、
LoveLoveLoveLoveLoveLoveLoveLoveLoveLoveLoveLoveLoveLoveLoveLoveLoveLoveLove💗 骨折したんですか!?ゆっくり休んでください!!