【お願い】
こちらはirxsのnmmn作品となります
この言葉に見覚えのない方はブラウザバックをお願い致します
ご本人様方とは一切関係ありません
R-18展開のみなので苦手な方はお気をつけください(読まずに次話に飛んでも話の流れには差し支えありません)
ドン、と背中が玄関のドアに当たった。俺の顔のすぐ横で、そのドアにまろが手を突く。
「ま…」
呼びかけた唇を塞がれた。
ドアに突いた手はそのまま、まろのもう片方の手が俺の頬に添えられる。
「んぅ…」
舌先で唇をなぞられ、思わずくぐもった声が漏れた。
下唇を甘噛されて開かされたそこに、無遠慮にまろの舌がねじ込まれる。
息つく間もないほど、何度も角度を変えて貪られて。
絡み合う舌を吸われると、びりと電流に似た感覚が走った。
「まろ、待っ…」
まろの胸の辺りを押して、距離を取ろうとするけれど。
その手首もぐっと掴まれて、ドアに押し付けられてしまう。
「待たへん」
そうしてまた塞がれる唇。
それと同時に、まろの足が俺の膝を割った。ぐ、と押し当てられるそれに思わず息が上がる。
何で、何で何で何で…? 意味が分からない。
何でこんなことになったんだっけ?
まろは確かにさっきまで怒っていて、俺の話なんて聞いてくれそうになくて。
それでも何とか自分の思っていることを口にできたと思った瞬間だった。
困惑した俺の様子に気づいたのか、まろが少しだけ我に返ったように目を瞠った。
唇を離して、極至近距離で深い藍色が俺を見据える。
「あぁそうか」とでも言いたげな目をしてから、ふっと柔らかく笑った。
「好きやで、ないこ」
俺の顔の横に突いていた手で、頭を、頬を、唇をなぞるように撫でていく。
「多分、ないこよりもっとずっと前から」
まろが続けた言葉は、耳には入っているのに脳に到達するまでに時間がかかる。
ぱちぱちと瞬きをくり返して戸惑う俺に、まろはもう一度笑みを漏らした。
長い親指が唇の上を往復する。
「ベッド行こ」
顎で部屋の奥を指し示したまろの言葉に、俺は小さく頷くだけで精一杯だった。
思えば、今まで「こういうこと」をするときは決まって俺が誘っていた気がする。
まろから求められたことはない。
だって「俺のわがまま」で始まった関係だったから。
遊び人を装うように、慣れたフリして誘って。
本気の関係じゃないと偽るために余裕のある態度を演じていた。
それが今更、まろの顔を直視できないくらい恥ずかしくなる。
ベッドに優しく押し倒されてからも、その顔をまっすぐ見つめ返すことはできなかった。
「…まろ…っ、電気…」
「え?」
煌々と点けられた照明を暗に示すと、まろは小さく首を捻った。
俺の上に覆いかぶさった態勢のまま鼻で笑う。
「何今更恥ずかしがっとるん」
「いや、だって…」
今までは遊びを装ってたから何でもないフリができていた。
でも今は違う。
感情を隠さなくてよくなった分、好きだって気持ちが飽和状態になる。
途端に恥ずかしさが込み上げた。
「顔見られたくない」
せめてもの思いでそれだけを言うと、顔を覆い隠そうとした手をぐっと掴まれる。
「無理。俺が見たい」
無理やり手をどかされ、固く閉じた瞼に口づけられた。
そのまま目尻に、頬に、耳に。熱い吐息に小さく声が漏れる。
「…お前っ、こんなに強引じゃないじゃんいつもは」
「ないこもそんなに恥ずかしがるような感じちゃうかったやん」
「それは…っ」
言いかけた言葉は声にならなかった。
シャツの裾からまろの手が滑り込んできて、腹の辺りの素肌に触れる。
冷たいその感触にビクリと体が揺れた。
おかしい。前からこんなに敏感だったっけ?
まろの指が肌をなぞるたびに漏れ出そうになる声を抑える。
「…ん、まろ…っ」
息ごと上がりそうになる声を絞って、まろを呼ぶ。
手を伸ばして、まろの首にその腕を絡めた。
ぐっと引き寄せて頬を寄せる。するとまろが苦笑いを浮かべた。
「考えたやん」
頬に頬を寄せていれば、顔を見られなくて済む。
そう思って引き寄せたけれど、まろは一蹴した。
「でもいつまで保つかな」
耳元で囁いたまろは、そのまま俺の右耳をべろりと舐めた。
ぞわっと快感が全身を駆け巡るのと同時に、腰が浮きそうになる。
それを見逃さなかったまろの手が、下へ下りた。
「あ…っ」
耳を舐められ、極至近距離でちゅぱちゅぱっと水音がする。
その間にベルトはカチャカチャと音を立てて外され、ぐっと下着ごとズボンを下げられた。
「っや…」
露わになったそれを掴まれ、大きな掌で上下に扱かれる。
耳の奥には舌がねじ込まれて、俺は思わず腰を捩った。
…やばい、マジでもたない。
すぐにでも果ててしまいそうな俺に気づいたのか、まろは少しだけ体を浮かせて改めて俺を見下ろす。
顔を隠そうとしていたのにもうそんな余裕はなく、俺は快感に耐えようとする潤んだ目でまろを見上げた。
「マジで敏感すぎん? 今日」
「っいちいち言うなって…!」
ただでさえ恥ずかしいのに、羞恥心が倍増する。
「手だけでイキそうやん」
俺のものを上下に扱くスピードを速め、まろは今度は少しいたずらな笑みを浮かべた。
「一回イッとくか」
耳元で囁かれた瞬間、ビクリと今までより大きく体が跳ねた。
「…最悪…性格悪い、アホ」
思いつく悪口を列挙するけれど、子どもみたいな語彙しか引っ張り出せないのが情けない。
まさか手で数回扱かれただけでイクとは思わなかった。
どこの童貞男子高校生だ。
好きって気持ちと、その想いが伝わったという実感だけでこんなにも変わるのか。
もう目の前のこの青い髪しか見えなくなって、そう思う。
「ないこ、今度こっち」
ぐりんと体を反転させられる。
「いや、ちょっと待…」
「しつこいなぁ。待たへんて言うてるやん」
言いながら、まろはローションを垂らした指をぐっと俺の後ろにあてがう。
四つん這いのような恥ずかしい態勢になった俺はその冷たさに一瞬息を飲んだ。
ぐぐっと徐々に侵入させられると、一瞬で息が詰まりそうになる。
「んっんぅ…」
反応は童貞男子高校生のようでも、実際は何度も経験があることに変わりはない。
あっさりとまろの指を飲み込んだそこは、簡単に受け入れ広げられる。
「や…」
中で2本の指がバラバラと別々に動いた。
そのたびに中の壁を擦られる快感が走り、体が揺れる。
「ないこ、こっち向いて」
中をかき回しながら、まろが俺の後ろから呼ぶ。
肩越しに振り返ると、そのままの態勢で唇を塞がれた。
快感に喘ぎそうな声を塞ぐようなキス。
舌を絡めながらも、まろは俺の後ろを弄んだままで。
まろの指が激しく出し入れされるたびに、多めのローションの水音が耳を突いた。
「ま…ろ、も…無理っ」
もう我慢できない。
口の端から漏れた涎は、キスのせいなのか物欲しくなったせいなのかもう分からなかった。
「ん? どうする?」
どこまでいじわるなのか。
今まではただ大事そうに壊れ物を扱うように優しく抱いてくれていたのに。
焦らしてその反応を見るなんて、これまでしたことないじゃん。
「まろの…入れて欲しい…っ」
「ん、えぇよ」
まろが言い終わるやいなや、ぐっと後ろにさっきまでと比べものにならないくらいの質量を感じる。
解されて広げられたそこはいとも簡単に全てを飲み込んでしまった。
まろが「はぁ」と艶っぽい吐息まじりの声を漏らす。
「今日のないこ、今までで一番かわいい」
ゆっくりとした律動を繰り返しながら言われて、またそれだけで体が反応してしまった。
ビクンと腰が揺れる。
まろも…いつもと違うのは俺と同じ理由だろうか。
想いが通じ合った実感から、余計に相手への気持ちが一層膨らんで。
溢れそうになるそれを抑えきれない。
今まで「遊び」を演じていたことと、相手への少しの遠慮が邪魔をしていたけれど、今はもっと素直な自分を出せるようになって。
まろも、そんなふうに俺と同じ気持ちなんだろうか。
そうだといいなぁと思いながら、俺は幸せな気持ちに浸りながら快感に身を寄せた。
コメント
3件
青さんもついに言ったのですね…、!!✨✨ 言うより先に動くのが本能から動いているように感じて好きです…😽💓 どうしてこんなにもあーるがお上手なのでしょう…あおば様はどの表現も的確で想像が容易いんです…😭✨ 私もそんな風になってみたいものです😖😖 青桃さん達の関係がまた1歩進むといいなぁと願うばかりですっ、!!
もう、、、寝る前の癒やしでしかない 明日のテスト、、頑張れますっ! 過去最高点取れそう、、w
思い通じ合って安心しました! 最高でしたっ.ᐟ.ᐟ 更新ありがとうございます