太宰と中也の腐です。
太宰の体調不良
まだ中也でません
それでもいい方はどうぞ
「…死にそう…….。」
そう言うのは、くせっ毛が印象的な綺麗な顔立ちをした男。太宰治である。
今、太宰は武装探偵社の社員寮で横になっていた。
今日は火曜日。時刻は午前11時過ぎ。
つまりは遅刻である。
まぁ太宰にとって遅刻など日常茶飯事。
これから家を出る支度をしようかなと考えるころである。
いつもならば。
今日はいつもと少し違う事態になっていた。
「頭痛い…….」
そう、頭痛だ。
何故ならば昨日…….
「ん〜!今日はいい天気だね。敦くん!」
「そ、そうですね…。」
この日は、太宰と敦で依頼を受けていた。
単純だが結構大変な猫探しの依頼だった。
そして敦は今、いわゆる不安という感情を抱いていた。
理由は猫探しが大変だからという理由ではない。
猫がいるとされている場所が問題なのだ。
今二人が向かっているのは河川敷。
つまり、川だ。
これで敦が不安になる理由は明確だろう。
きっと、太宰が
「いい川だねぇ!」
とかなんとか言って、飛び込むに違いない…。
これが敦の考えだ。
「太宰さん!今から行く所は川がありますけど、飛び込まないでくださ」
「おぉぉぉー!今回はとても良さそうな川じゃないか!!敦くん!行ってくるね!」
「太宰さん?!」
敦の予想は的中。
太宰を連れ戻そうとした敦だったが、そこであるものが目に入った。
「あ!依頼人さんの猫!!」
この好機を逃すまいと敦は走り出す。
「太宰さーん!猫を見つけたので自分で上がってきてくださいねー!!」
今日はゆっくり川を流れられそうだ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「長く流れすぎた……」
いつもは敦が邪魔を…助けに来るので、ここまで長くは流れなかったのだが珍しく敦が来なかったためかいつも以上に川に入水していた。
「…ハッ……ハッ……ハックション!!!」
お陰でくしゃみがでた。
「も〜、なんで敦くん来てくんなかったんだ…!」
頭は痛いし体はだるいし、最悪だ。
熱を測ろうとした太宰はあることに気づいた。
「あれ、体温計買ってなかったっけ?」
この前買おうか迷って買った気がするのだが…あれ、やっぱり買ってなかったかも…….?
薬もないし丁度いいか。
「…買いに行こ。」
一旦切らせて頂きます〜!
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