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※ルードはフェンの妹っていう設定です
——恋愛ちゃんの家を後にして。
レロちゃん(僕)
(……なんで僕、あんなにドキッとしたんだろ)
いつもの軽い足取りにならない。
胸の奥に、変に残る感覚。
レロちゃん
「……はぁ」
紛らわすみたいに、
ふらっと夜のコンビニに入った。
⸻
夜のコンビニ
店内は静かで、
レジの明かりだけがやけに眩しい。
——そこで。
ルード(私)
「……あ?」
一人、棚の前に立つ小さな影。
レロちゃん
「おやおや〜?
最強ちゃん、夜更かし?
フェンの監視抜け出してきた感じ?」
ルード
「……買い忘れだよ」
睨み上げる。
「余計なこと言うんじゃねぇ!」
レロちゃん
「え〜?
一人で来れてえらいえらい★
でもさ、夜中に一人って——」
ルード
「……うるせぇ」
ピリ、と空気が変わる。
レロちゃん
「お?
怒った?顔真っ赤だよ最強ちゃ——」
その瞬間。
シャッ——
白い糸が、
ルードの手のひらから伸びた。
レロちゃん
「……え?」
糸は一瞬で、
レロちゃんの手首、足首、喉元へ。
ルード
「……調子乗るなよ笑w ざぁこ」
指を引く。
——体が、勝手に動いた。
レロちゃん
「……え、なに、これ……!?」
声すら、
自分の意思とズレる。
ルード
「安心しろよ」
にやっと笑う。
「動きも、喋りも……
全部私の言う通りだ」
【フェンの家・ルードの部屋】
気づけば、
レロちゃんは連れてこられていた。
レロちゃん(心の声)
(やば……
これ、完全に操り人形じゃん……)
ルード
「今日はここに泊まれ」
腕を組んで。
「逃げようとしても無駄だからな」
レロちゃん
「……は、はは……
お世話になりま〜す……」
(こんなこと、僕言わない……!!)
布団に転がされ、
一晩中、
体も言葉も、自由にならなかった。