テラーノベル
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※レロちゃんは操られています
翌日・待ち合わせ場所
恋愛ちゃん(ボク)
「……遅い」
腕を組んで待っていると——
向こうから、レロちゃん。
恋愛ちゃん
「ちょっと、遅——」
突然。
ぎゅっ
強く、抱きつかれた。
レロちゃん(操られ声)
「ごめんね〜☆
恋愛ちゃんのこと考えてたら遅れちゃって★」
恋愛ちゃん
「……は!?」
顔が一気に熱くなる。
恋愛ちゃん
「な、なに言って——」
レロちゃん(心の声)
(違う!!
こんなこと僕言わない!!)
(やばい……
このままだと……)
さらに腕に力が入る。
レロちゃん(操られ声)
「れんちゃん、可愛いね〜★」
(最悪だ……!!)
その時——
フェン
「レローゼから離れろ!!」
息を切らして駆け込んでくる。
フェン
「ルード!!
もうやめろ!!」
糸が、
ピン……と張る。
ルード
「……ちっ」
舌打ち。
「バレたか」
指を払う。
——糸が、ほどけた。
レロちゃん
「……っ!!」
力が抜け、
その場に崩れそうになる。
恋愛ちゃん
「レロちゃん!?」
フェン
「大丈夫か!?」
レロちゃん
「……あ、うん……」
胸を押さえて。
「やっと……戻った……」
振り返ると、
ルードはすでに背を向けていた。
ルード
「……これに懲りたら、
イタズラするんじゃないわよ?」
肩越しに笑う。
「雑魚w」
そのまま去っていく。
【その後】
しばらく沈黙。
恋愛ちゃん
「……さっきの、
全部……」
レロちゃん
「操られてた」
苦笑い。
「ほんと、ごめん……」
でも——
視線が合う。
レロちゃん(心の声)
(……でもさ)
(“考えてた”のは……
ちょっとだけ、本当なんだよね)
言わない。
言えない。
恋愛ちゃん
「……次やったら、
ボクが助けないから」
レロちゃん
「ひどっ★」
いつもの笑顔に戻る。
「でも、来てくれるんでしょ?」
恋愛ちゃんは答えない。
でも、離れなかった。
——
操られた一夜と、
本音が少し混じった朝。
レロちゃんの胸には、
昨日よりもはっきりと——
**“気づき始めた感情”**が残っていた。
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