何時からこうして居るのだろうか
 
 何時からこんなことになってしまったのだろうか
 
 
 
 
 分からない
 
 
 
 
 
 どうして?
 
 
 
 
 何故
 
 
 
 
 
 疑問
 
 
 
 疑問、疑問 疑問 疑問
 
 
 
 疑問。
 
 
 
 
今日も静かな部屋で1人天井を眺める
誰にも相手にされない
だから少しばかり こんなことをしても良いのだ
「今日も呼ばれんのかなぁ、」
そう、橙色の瞳と 豚の飾りをつけた彼が呟く
「彼奴ら手加減ってもんがねぇんだよな….」
そう気楽そうに話して居るが、
目の下には隈、
腕や足には傷、打撲後などが、濃く残っている
「おい 飯だ ここに置いとくから食え」
「チッ  なんでこんな無能なんかに俺が飯をやらなきゃ行けねぇんだよ….」
声の主は…..
「rb…..」
そう 彼に聞こえない様な声で呟く
去っていったのか、彼の声はしなくなった
「そんな思っとるんやったら、やんなきゃええ話なんに。」
マブダチやった彼奴もこんなんになってもうて、
「馬鹿やな….」
そう言いながら ドア越しに置かれたご飯を取り、食べる
ご飯と味噌汁。
それとちょっとした副菜だけ
主食は無い
「…..ん、 ごちそうさま」
そう言い、 元あった場所に戻す
「あーあ、随分とこの国も様変わりしたんやな~、」
昔のこの国は、戦争狂ではあったものの 国の幹部達が仲良くやっていた。
だが、何が発端かは分からない。
幹部の仲が悪化した
悪化…..と言うより、崩壊 のが正しいだろうか。
「さて 何しようかな…..」
いつもは、刃物で腕を切ったりしているのだが、今日はその気分では無い。
「…….」
少し悩んだ後、椅子に座り 机と向き合う
引き出しから、少し分厚目の手帳を取り出す
この国の崩壊が始まった時から付けている日記だ。
昨日分を書き終えていなかったので書くことにした
書いているうちに、昨日のことを思い出して 傷がジンジンとしてきた
ホモ神から、痛み止めの薬だのなんだの貰っているが 彼奴の気持ちは読めない
今はまだ、
と言うことなのだろうか
まぁ、なんでも良い
みんな俺を無能扱いするのならそれで。
「つまんないの」
無意識に発せられた言葉は 虚空に消えていった
「おい無能 外で待ってるから早くこいよー」
彼は…..
d先生だろうか
「……はぁ、」
呼ばれてしまった
呼ばれたからには行くしか無い
使われていない部屋に移動し、d先生を待つ
「あ、もう来たんだ」
「無能でもできることあるんだ」
ちょっとムカついたが、逆らえる立場では無くなってしまったので  抑える
「今日は1人なん….?」
ふと疑問に思ったことを口にした
「…….」
黙ってしまった
……..
ん?なんだこの感覚
そう思った時には遅かった
d先生の時はいっつも同じ場所を殴ったり蹴ったりする
だから慣れてしまったのだ
「別に1人でもなんでもええやろが」
「勝手に口答えすんな」
そう言いながら、同じ場所を 「 ドッ  ドッ   」 と叩かれる
さらには、手に持っていた煙草を腕にぐりぐりと押される
「ッ……」
慣れたとは言うものの、やっぱり辛いのは同じだ
「ゲホッ….」
抑えたものの、血が出てしまった
「なんだよ汚い」
「やっぱ無能だからこんなこと出来ないのかぁ~」
ムカついた。
だから言い返した
「…..るさいわ」
「あ”?」
「五月蝿い言うとんねんッ!」
「無能 無能 言いやがってさ、何が楽しいん?」
「何で無能言われとんに幹部なん?」
「そんだけ俺が無能なら成り下げろよッッ!」
「そんな勇気も無いんに、お前らはそうやって幹部虐めてんの?w」
「馬鹿じゃ無いの?」
言ってしまった
どんなことをされるか分からない。
言い返したから
…….
「____、」
今、d先生何て言って……
ぁれ…..目の前がなんか……..暗…..く、
目の前で彼奴が倒れた
どちらかといえば、気絶のが正しい
「….結局、聞かれないまま終わってしまったな……w」
「____、」
彼の声はまだ届かない。
何時かきっと
誰かに
彼奴に
届くはず
コメント
4件
いじめ系苦手だけど、めっちゃ楽しみなんやけど!?幹部組、マジでどないしたんか、分からへんけど楽しみ過ぎる😭