俺は病室の様な天井で目を覚ました
 
 
 「ん”…..」
 
 
 「起きた?」
 
 
 『神』の字を書いた紙をつけたホモが言う
 
 
 「…..まぁな、」
 
 
 
 「なら良かった」
 
 
 
 薄く微笑む
 
 
 
 そんな彼から目を背けてしまう
 
 
 
 何故かは分からない
 
 
 
 「shoはどう?」
 
 
 
 「何が、?」
 
 
 
 「近況」
 
 
 
 「ぼちぼち、。」
 
 
 
 ぎこちない会話を交わす
 
 
 
 「そ、」
 
 
 
 「snはどう思っとるん?」
 
 
 
 「何が?」
 
 
 
 「俺のこと」
 
 
 
 「うーん、……今のところは……」
 
 
 
 ……
 
 
 
 「聞き飽きた」
 
 
 
 
 「え、」
 
 
 
 「今のところ、とか 聞き飽きた」
 
 
 
 「別の返答無いの?」
 
 
 
 「……そうやね」
 
 
 
 「味方は…..するよ」
 
 
 
 「、そ」
 
 
 
 「君から聞きに来たのに、素っ気ないなぁ….w」
 
 
 
 「……、」
 
 
 
 嬉しかった
 
 
 
 正直
 
 
 
 初めて自分に正直になれた気がした
 
 
 
 「もう少しここに居てもいい?」
 
 
 
 安心する
 
 
 
 薬の匂いがする、この部屋が
 
 
 
 「んふ、w。  ええよ」
 
 
 
 「ぁりがとな、」
 
 
 
 バレない様に涙を拭いながら横になる
 
 
 
 「おやすみ。」
静かに、そう 声に出す
「おやすみ」
彼には聞こえていないだろうか
いや、聞こえていない 多分
「ふー、」
すやすやと眠る彼に目をやり、呟く。
「してるんだよね、彼も…..」
窓から空を見上げる
俺だってしてた、
リスカ
彼もしてた
辞め…..た
やっぱ辞めてない
前の国の時、俺は周りから 「無能」 だのなんだの言われてた
つまり、shoと同じ様な物なのだ
だから、彼の気持ちが分かる。
同時に、声掛けをどうしたら良いのか分からなくなる
だから、ずっと彼には曖昧な言葉を返してきた
この思いは、ずっと残る
リスカすることも、彼が同じ様なことに遭っていることも、
彼には根気強く生きてて欲しい。
だから、
だから、……
「分からない。」
「……、やっぱ無理。 」
ここは、皆んなのいろんなことを聞いたりもできる場所だ
だから、他の人の胸の内を知っている人もいる
特に 煙草を吸ってるメガネの奴と、小さい身体の桃色の瞳の彼
誰よりも思いが強い。
良い方でも、悪い方でも。
彼には、言えるはずもない。
言いたくもない。
胸の内など、今の彼にとっては追い討ちにしかならないから。
「 今は、我慢しててね 」
「 何時か、きっと。 大丈夫。 」
コメント
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ヤバいもう、感動はするんやけど察し悪すぎて、誰視点なのか分からない😭zm、、?