テラーノベル
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아 오 _ 🐷🐶
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神原さん「嘘ついてまで、俺とここ来たくなちゃった?」
車内の暗がりの中、すくい上げられた顎から伝わる神原さんの指先の熱に、体が固まる。
逃げようと思えば逃げられたのに、自分の口でこの場所まで案内してしまったという事実が、重く重くのしかかって息がうまく吸えない。
K「……っ、ちが……っ」
神原さん「ちがわないでしょ。ここ、思いっきり看板出てるよ?笑」
神原さんはニヤニヤしながら、私の動揺を楽しむように顔を近づけてくる。
車内に流れる控えめなBGMと、濡れたフロントガラスを叩く激しい雨の音。そして、すぐ近くにある神原さんの少し低くて掠れた呼吸音だけが響いている。
神原さん「……ねえ、Kちゃん」
K「はい……っ、」
神原さん「家とは逆の隣の市まで案内して……これ、どういうつもりか説明できる?」
ずるい。本当にずるい大人だ。
全部私が誘導したって分かっているくせに、あえて言葉にして私を追い詰めてくる。
3人の子供のお父さんで、家ではパパをやっているはずなのに、今の神原さんはどこからどう見ても私を弄ぶ「男」の顔しかしていなかった。
神原さん「説明できないなら……俺、このまま敷地内入っちゃうよ?」
そう言って、神原さんはゆっくりとギアをドライブに入れた。
ウインカーのカチカチという規則正しい音が、私の心臓の音とシンクロする。
神原さん「……嫌なら、今『ダメ』って言いな」
静かにアクセルを踏み込みながら、神原さんは一度もバックミラーを見ることなく、ラブホテルの煌びやかなゲートへと車を滑り込ませた。
神原さん「……言わないんだ。じゃあ、決定ね」
敷地に入り、車のエンジンが切れた瞬間、急に車内が静寂に包まれる。
カチャッとシートベルトを外す音がして、神原さんが助手席の私の方へと体を倒し込んできた。
神原さん「嘘つきな新入社員ちゃんには、おしおきが必要だね」
耳元で低く囁く声と同時に、私の作業着の襟元に神原さんの指が入り込んできた──。
Episode 6. end
To be continued…
コメント
1件
はる。だわ!第6話、めっちゃ良かった…! 車内の空気感が濃密すぎて、読んでるこっちまで息苦しくなったよ。神原さんの「ずるい大人」な感じ、Kちゃんの動揺、雨音とBGMの演出…全部が合わさって、これは沼るわ〜。 「嘘つきな新入社員ちゃんにはおしおきが必要だね」って台詞、やばすぎるでしょ🔥 続き気になりすぎる!