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私の口元から零れていた水が、彼の舌に舐め取られる。
「ん…」
唇の隙から入り込んだ舌先が、口の中の粘膜を探り、
「ただ、こうして君を抱いていたくて……」
ボタンの開けられた服の合間から滑り込んだ指先が、ブラの後ろに回り込みホックを外して、寛げられた胸の膨らみを柔らかに包み込んだ。
「あっ……」
スカートが下ろされ、指先が下着をなぞり上げる。
「私の手に、感じていてください」
「…せん…せい…」
思わず抱きついて呼びかけると、「ん……?」と彼はひと声を問い返して、高まる息づかいを閉じ込めるように私の唇を塞いだ。
下着が剥ぎ取られ下腹部にじかに指が這わされる。
「ぅん……っ」
触れられた芯部から滲み出す雫を、下から掬い取るように、人差し指でなぞり上げると、
「……足を、もっと開きなさい」
彼は、掛けていたメガネを外しサイドテーブルの上へ置き、
「……達かせてあげますから」
吐息混じりの密やかな囁きを、耳の奥へふっと吹き込んだ……。