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僕と先輩は
地元の飲食店
ラーメン屋に来ていた
TV、雑誌等の
取材を受ける名店だ
僕はこの時
初めて知ったのだが……
先輩は意外と大食いだ
目の前の
つけ麺 餃子
2人前を完食してしまった
「ここの餃子美味しい、私、ここの餃子、大好きなの」
「先輩、細い割に結構、食べますね?」
「好きな物は別腹なの!」
僕の驚く姿を見て
先輩は悪戯な笑顔を見せた
僕達は手を合わて
ご馳走様でしたをした
お会計をした後
店を出て
僕達は少し歩いた
「先輩!!」
僕は立ち止まり
先輩を呼び止めた
「僕………」
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思いを告げないと
後悔してしまう
そう思い
僕は勇気を出した
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「先輩の事、好きです!!」
僕の告白に
先輩は少し考えた様子だった
「…………ごめんね………気持ちは凄く嬉しいよ、でも、ごめんね……」
そう言った先輩の顔は
凄く悲しそうに見えた
「そう…ですか……すみませんでした、ありがとうございました」
「私の方こそ、ありがとう…じゃあね」
先輩は僕から
背を向け去って行った
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僕は今でも……
先輩の顔が忘れられない
僕の傍から
離れる先輩の瞳から
涙が流れていた事を
今でも忘れられない……
涙の理由が知りたかった