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__みぞれ side__
沢山の出店と、数え切れないほどの人が立ち並んでいる大通りを歩き切り、ついに大通りの突きっきりまで到着した。
そこには、街の憩いの場であるレンガ敷きの広場があった。
めめ「大きな木ですね〜…」
先頭を歩いていためめさんが、広場の中央に鎮座している大木を見上げた。
みぞれ「街で大切にされてる大木です。噂では、木の精霊が守り住んでいるのだとか」
私がまだ小さく能力を制御できていた頃、母が童話でも話すように語ってくれた内容が、頭に浮かんだ。ふとそのことを、めめさんに教えると、彼女はへぇと言ったように頷いた。
めめ「木の精霊ですか。どうりで大事にされてる訳ですね」
ほとんどの人外は基本的に人間に害を与えるが、例外もいる。
その一つが「精霊」である。その種類は木だけではなく、火や水など自然にかかわること多岐にわたり、それぞれの対象を守護し、司ることが知られている。
人類が知る限り、そんな彼等は遥か昔から中立の立場を維持しており、人間に危害を加えない、いわば比較的人に近い種族として民衆の中では親しまれている。
精霊は、その絶対的な力を持っているのにそれを乱用することはなく、その信条の高さから、時には人間からの崇拝の対象となることまであるのだ。
レイラー「まるで、『風神の御木』みたいですね」
ウパ「『風神の御木』……?」
なにそれ、と彼は首を傾げる。私も気になり、視線の先を彼女の顔へ向ける。
レイラー「知らないんですか?」
レイラー「『転災聖陸神話』ですよ?」
いえもん「てんさ……なんですか?それ」
彼が長い名前を言いかけ諦めるのと聞いて彼女はそれを正しく訂正するように言い直す。
レイラー「『転災聖陸神話』です」
レイラー「そのの話に出てくる神木に、ぴったり似ているんですよ」
みぞれ「へぇ〜そうなんですね〜」
ラテ「っていうか、レイラーさん神話とか信じるの?正直以外だったんだけど()」
レイラー「え?あぁ…」
レイラー「別に信じてませんよ。ただ、魔法書に書いてあったのを偶々覚えてただけですよ」
ウパ「てっきり、怪しい宗教にハマってるのかと思ったww」
レイラー「まさか。私が信仰するのは、師匠だけですよ」
……その時のレイラーさんの顔が真顔だったのが怖かったです。あれは一生忘れられないことでしょう…()
ごめんなさい!今回も投稿時間遅れました!
来週こそはリベンジのリベンジしたい……!
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いろは @ 低 浮
7
2,019