大和くんが小林くんにはっきり言ってくれたおかげで、あれ以来小林くんが何かを言ってくる事も、近付いてくる事もなくなった。
それでも、大和くんは相変わらず迎えに来てくれていた。
『私の為に申し訳ない』と思いながらも『嬉しい』と思う気持ちがあった。
この前、大和くんに『俺が由姫ちゃんを送って行きたいって思った』と言われてから、
私は彼の事を意識するようになっていたのだ。
一緒に居ると、嬉しいけど、気恥ずかしい、そんな何とも言えない気持ちになる。
「おい大和、今度は水野先輩に告白されたんだって?」
ある日の朝、大和くんが登校してくるなりクラスの男子達がそう言いながら大和の元へ駆け寄って行く。
「相変わらずモテるよなぁ、大和は」
「でもまた断ったんだろ?勿体無い!」
口々に言うクラスメイトに若干困り顔の大和くん。
大和くんは昨日の放課後、校内で人気の先輩に告白されてい********
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