由姫ちゃんと恋人のフリを始めてから約ひと月半、
俺は変わらずに迎えに行くのを続けていた。
由姫ちゃんには何度か『もう大丈夫』と言われたけど、俺はやめなかった。
どうしてと聞かれると、困る部分はある。
困っていた由姫ちゃんを放っておけない事、1人で帰るのが心細いと思っている由姫ちゃんの本音を知ってしまった事、そして何より、俺自身が由姫ちゃんと一緒に居たいと思う気持ちが強かったから。
その時から、俺は少しずつ感じていた気持ちを確信しつつあった。
けど、それをなかなか認められないでいた――。
そんな中、
バイトを上がるのが遅くなって迎えが遅れたあの日、由姫ちゃんが例の男に絡まれているのを見た時、すごく怒りがこみ上げてきていたし、本当は一発殴ってやりたいくらい心中穏やかじゃなかった。
不安そうだった由姫ちゃんが俺を見て安心した表情を見せてくれた時、
(由姫ちゃんの事は、これから***************************
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