/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
疲れた眠すぎる
⚠️注意⚠️
･nmmn注意
･キャラ崩壊注意
･過呼吸表現あり
･通報しないで欲しいです
･運営さん愛してます
その日の練習は少しハードだった。曲のテンポも速いし、振りも細かい。
ないこはメンバーと同じように笑ってたけど、
呼吸の乱れは誰よりも早かった。
桃「ごめん、ちょっとトイレ……先帰っててもいいよ。」
そう言って笑ったないこの顔は、どこか力が抜けてて。
いふはその小さな違和感を見逃さなかった。
個室のドアを閉めた途端、
ないこの胸に重たい圧がのしかかる。
桃「……っ、は……はぁ、っ……」
呼吸が浅くなる。
指先が冷たく震え、視界がじんわり滲む。
“落ち着け……落ち着けって……わかってるのに……”
でも呼吸は言うことを聞かない。
酸素が遠くて、胸が掴まれるみたいに痛い。
壁にもたれたまま、
ないこはしゃがみ込んだ。
スタジオに居た中で異変に思ってたのはいふだけ。
青「なんか……あいつの声のトーン、おかしかったよな……」
胸騒ぎがした。
足が自然にトイレへ向かってた。
廊下に響く微かな呼吸音。
いふは眉をひそめ、急いで個室の前へ。
青「ないこ、いる？返事して？」
返事はない。
代わりに聞こえたのは、
苦しげな“はぁ、はぁ”って音。
青「……やっぱ過呼吸なってるやんけ…」
いふは外から声をかける。
青「今、開けるで。」
中に入ると、
ないこは壁にもたれたまま震えてた。
青「ほら、おいで。」
いふは一瞬も迷わずにしゃがみ込んでないこをぎゅっと胸に抱き寄せた。
ないこの背中は熱くて、呼吸はぐちゃぐちゃで、指先がいふの服を掴んでた。
青「大丈夫やで。まろここおるからねー。ゆっくり吸って、ゆっくり吐いてみよな。」
ぽん、ぽん、と一定のリズムで背中を叩く。
桃「まろ……っ……はぁ……っ、無理……っ……」
青「無理ちゃうよ、俺と一緒にやろ？ほら、1回だけ深呼吸してみ？」
いふはないこの頭を自分の胸に押し当てて、
自分の呼吸をわざと大きめに聞かせる。
すぅ……
はぁ……
青「俺の、真似してみ？ゆっくりでええから。」
ないこは震える肩で
いふの胸にしがみついたまま、
なんとかその呼吸を追いかける。
すぅ……っ……
は……ぁ……
青「そうそう……上手やん。できとるよえらいえらい。」
いふの声は低くてあったかくて、
心臓の音がすぐ側で聞こえて。
ないこの荒れた呼吸は少しずつ、少しずつ
落ち着きを取り戻していった。
ないこの肩の震えが少しずつ収まって、
息もゆっくり整い始めた頃。
いふはその背中をぽんぽんしたまま、
ないこがちゃんと自分で立てるのを確認してからそっと体を離した。
桃「……はぁ……ごめ……なさい……」
ないこは涙の跡が残るまま、しゅんと俯く。
いふは優しく笑った。
けど、その目はちょっとだけ“怒ってる目”を向ける。
青「ないこ。」
名前を呼ぶ声がいつもより柔らかくて、
逆に胸に刺さる。
青「……なにしてんの。ほんまに。」
優しいのに強い声。
“危ないことした子どもを叱る親”みたいな声音。
ないこはびくっとして目をそらした。
青「ひとりで耐えようとするん、やめぇやっていつも言うてるやろ？」
いふは腰を落として、ないこの視線と同じ高さに来た。
青「苦しいなら、しんどいなら、誰かに言ったらええねん。俺でも、誰でも。」
ないこの目が潤む。
桃「……みんなに迷惑だし……俺、弱いとこ見せたくない……」
その言葉に、いふはふっと優しく息を吐いた。
青「アホ言うなや。」
声は優しいのに語気だけはぴしっとしてる。
青「迷惑ちゃうよ。むしろ言わへんほうが迷惑なんわかる？誰も、ないこが苦しんで倒れてくとか望んでないねんで？」
ないこは唇を噛んだまま俯く。
いふはゆっくり手を伸ばして
ないこの頭をくしゃくしゃって撫でる。
青「しんどい時は“しんどい”って言う練習、ちゃんとしよ。な？お前はひとりで堪えんで。ええ子やねんから。」
“ええ子”って言葉に
ないこの胸がぎゅっと掴まれる。
涙がぽろって落ちた。
桃「……っ、ごめん……」
青「謝らんでええって。気づいてここ来てよかったわ、ほんま。」
いふは優しく笑って
ないこの頬の涙を親指で拭う。
青「立てる？まだちょっとフラつくなら俺おぶるで？」
顔真っ赤にして首を横に振るないこ。
桃「歩ける……」
青「なら行こか。次こんなんなったら絶対呼べよ？言わんかったら怒るで、ほんまに。」
声は穏やかで、
でもちゃんと“叱られてる感じ”が残ってる。
ないこは小さく「……うん」と頷いた。
連載もこの後更新しますきっと寝てなければ
コメント
5件
桃さんの異変に気づく青さん、やっぱり青桃は最高です🥹🫶🏻青さんの優しく叱るところが青さんの優しさ感じられてほんま大好きです😭💕︎︎
青桃！！！大好きすぎます🫶🏻💕 異変に気づく青さんすごいし 桃さんが溜め込んじゃうのがほんとに ぽくて解像度高くて尊敬です😭 青桃の相棒感が出てて最高すぎます！ 更新ありがとうございますー🥹
久しぶり、？の青桃ありがとうございます！！ すぐ築けちゃうなんて、流石相棒ですね😭 応援してます！💕
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ