コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
~ Yongbok ~
「ん…」
はあ。
僕は煩いほど眩しい日光で目を覚ます。
今何時だ?時計を見ると午前10時半。
通りで眩しいわけだ。起きないと。
横には僕の愛する人が
幸せそうな純粋な顔で寝ている。
YB「ヒョンジナ」
HJ「んーっヨンボガ?」
「あーおはよう」
YB「今日は泊まってったんだね」
「帰ったと思ってた、笑」
HJ「んー昨日は疲れてたっぽい笑」
YB「…もう帰る?」
HJ「うんそうだね」
「あ今日の夜も空いてる?」
YB「…いいよ」
もうわかった人もいるかな
僕はヒョンジンのことが
大好きだけど、ヒョンジンは
そうじゃないみたい。笑
“セフレ” なんだ。
幼稚園の頃から大好きだったヒョンジン。
大切な幼馴染っていう関係から
1歩踏み出したくて、
性別の壁を乗り越えて、
恋人になるために。
すっごい必死に頑張ってたよ。
始まりの日、
ヒョンジンが僕の17歳の
誕生日をお祝いしたいって
家に招いてくれたんだ。
たくさん遊んでお泊まりだって
何回もしたお馴染みのヒョンジンの家。
いつも通りに過ごすはずだったのに。
ご飯とか食べ終わってゆっくりしてたら
なんかめっちゃ暑くて、やたら興奮して…
いつもはそんなことないのに
この時だけはどうしようもなかった。
そんな僕を見たヒョンジンは
優しく僕を抱いてくれたの。
初めは体の関係をもてたことが
当然心から嬉しかったよ?
ヒョンジンも僕を好き。
それで体を重ねてきたんだと思ったんだ。
だから僕は、僕の 初めて を
ヒョンジンにあげた。
でも実際に愛を持ってたのは
僕だけだった。
次の朝、ヒョンジンは勢いでやった
だとか言って僕に謝った。
せっかく幼馴染よりは
恋人らしいところにきたのに
これだけで、一夜だけで
この関係が途絶えるのが嫌で。
もっと一緒にいたくて。
嫌われたくなくて。
そんな想いで関係を続けてきた。
よく考えると幼馴染のままの方が
よかった。こんなの望んでないよ。
最近では やるだけやって
僕が眠ったら そのまま帰宅。
次の朝にもうヒョンジンはいない。
なんてこともザラだった。
僕は愛のない性行為なんてしたくない。
ヒョンジンに愛されたい。
僕の全てを受け入れてほしい。
そう言うことができたらどれだけ楽だろう。