テラーノベル
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酒ネタは楽しかった…‼️
つい長くなりました♪
社会人💛💜
💛→💜 片想い前提
side.💛
💛『…ふっかってさ、ほんと優しいよな、』
💜「えぇ?わら」
俺の向かいの席で、
ふっかが枝豆をつまみながら顔を上げた。
俺はその顔を見て、
ああ、やっぱり好きだな、と思った。
…というか、思ってしまった。
💛『…いや、なんでもない』
💜「なんだよ~笑」
いつも通りの会話。 いつも通りの距離。
いつも通り、彼の隣には俺がいる。
大学時代からの友人たちとの飲み会。
社会人になってからは、全員の予定を合わせるのも難しくなって、こうして集まれるのは数か月に一度になった。
ふっかに会える。
それだけで、ここ数週間の仕事の疲れなんて、本当にどうでもよくなる。
💜「あ、照、呑む?」
ふっかが自分のグラスを持ち上げた。
💛『うん、飲む』
💜「さっきからペース早くない?笑」
💛『今日だけ笑』
ふっかへの好意を、誤魔化したかった。
もし言葉に出てしまっても、「酔っただけ」と言ってはぐらかせるように。
💜「明日休みだっけ?」
💛『うん笑』
💜「だからって呑みすぎんなよ??
二日酔いは辛いじゃん?」
💛『…お母さんみたい笑』
💜「誰がお母さんだよ、わら」
笑いながら、ふっかが俺のグラスに酒を注ぐ。
その手が好きだった。
白くて、指が長くて、
昔から何も変わらない手。
高校のとき、体育の授業で突き指した俺の手を、彼は何でもないことみたいに握ってくれた。
大学のとき、無理に呑んで酔って歩けなくなった俺を、ふっかは頑張ってと背負って帰ってくれた。
社会人になった今でも、俺が疲れた顔をしていれば、何も聞かずに缶コーヒーを差し出してくる。
そういうところが、ずっと好きだった。
ずっと。
ずっと、ずっと。
💛『…好きだな』
💜「え?」
💛『いや…違う、なんでもない、』
…危ない。
今のは危なかった。
慌ててグラスを口に運ぶ。
酒のせいか、頬が熱い。
―いや、酒のせいだけじゃない。
隣に座っているふっかが、
さっきから何度も肩をぶつけてくるからだ。
💛『ッ…////』
狭い居酒屋の座敷。
別に、少し離れて座ることだってできる。
なのに彼は、昔からこうだった。
近い。
距離感がおかしい。
本人に自覚がないのが、一番タチが悪い。
💜「…照?顔赤くね?」
💜「また無理してんの!?」
顔を覗き込まれる。
近い。
近い近い近い。
💛『…っ、そういうとこだよ、』
💜「…?」
💛『そういうとこが、ほんと…』
💜「なっ…なに?」
もう、何も考えられない。
好きだ。
好き。
お前が思ってるよりずっと、ずっと。
昔から。
今でも。
気づけば、口は開いていた。
💛『…好きなんだよ。』
その想いが音になった瞬間。
―ぴたり、と。
隣にいる彼は動かなくなった。
周りではまだ、友人たちが騒いでいる。
誰かが笑っている。
なのに、俺の耳には何も入ってこなかった。
💛『…はッ、』
思わず口を抑える。
言った。
言ってしまった。
言うつもりなんて、なかったのに。
💜「へ…?」
ふっかの声が、やけに近くで聞こえた。
💛『…あ、あは、っ、』
俺は笑うしかなかった。
💜「…ひ、ひかる、酔ってる?」
💛『っ、酔ってるよ、!』
💛『めちゃくちゃ酔ってる、!』
即答した。
早く弁解しなければ。
💜「…だよね、」
彼は困ったように笑った。
その笑顔を見た瞬間、胸がぎゅっと痛んだ。
ああ、終わった。
でもきっと、明日になれば笑い話だ。
そうやって、今まで通りの友達に戻る。
💛『さっきの、冗談だから、!』
💛『忘れて…』
今度こそ酔いのせいだ。
感情がいつもより大きめに出てしまう。
俺からは弱々しい声しかでなかった。
💜「照…」
💛『酔っぱらいの戯言。
よくあるじゃん?そういうの』
💜「んねぇ、」
💛『あー、気にしなくていいよ、まじで。』
💛『…トイレ、行ってくる、』
立ち上がろうとした瞬間、手首を掴まれた。
💜「待ってよ!」
喉の奥が熱い。
目の奥まで熱くなってくる。
苦しい。
💛『…ごめん』
ぽつりと、声が落ちた。
💛『困らせて、ごめん』
情けない。
これが、俺の言葉が本心だということの、
証明になる。
俺は虚しく俯いた。
💜「別に、困ってないよ、」
完全な“困惑”の目。
💛『…嘘。』
💜「嘘じゃなっ…」
💛『じゃあ、なんでそんな目してんの、』
ふっかは黙った。
その沈黙が、答えみたいだった。
俺は笑おうとした。
でも、うまく笑えない。
💛『…ほんと、ごめん。忘れて。
明日には俺も忘れるから』
なんて、忘れられるわけがないのに。
10年近く、好きだったのだから。
友達として一緒にいる時間が増えるたび、
好きになった。
優しくされるたび、期待して。
何でもないことで笑い合うたび、
勘違いしそうになって。
そのたびに、
何度も自分に言い聞かせてきた。
「これは友情だ。」
ふっかにとって、自分はただの友達だ。
それ以上を望んだら、
今の関係すら失うかもしれない。
だから、言わない。
絶対に言わない。
そう決めていたのに。
💜「…照。」
彼の声が、いつもより低かった。
💜「…いつから?」
💜「俺のこと、好きって。」
どうして。
どうして、そんなことを聞くんだろう。
振るなら、
もっと簡単な言葉があるはずなのに。
嫌いって。
恋愛対象としてみたことないって。
言えばいいのに。
💛『…わかんない。』
嘘だった。
大事なコトだ。
忘れるわけも、わからない訳もない。
少し照れながら、耳に触れて答えた。
💜「嘘だ、」
彼が小さく笑った。
いつもの、少し呆れたような笑い方。
でも、その目は笑っていなかった。
💜「照ってさ…
嘘つくとき、耳触るの。」
💜「昔から」
知らなかった。
そんなことまで見られていたなんて。
俺に逃げ場はない。
💛『…高校の時』
小さな声だった。
そして言ってしまえば、あっけなかった。
ずっと胸の奥に押し込めていたものが、
酒のせいで簡単にこぼれていく。
💛『お前が俺のこと、
何でもないみたいに助けてくれるから。』
💛『俺が落ち込んでたら気づくし、
俺が好きなもん覚えてるし…』
軽く自分を嘲笑う。
💛『そういうの、
誰にでもやってるって分かってたよ。
…分かってたけど、好きになったの、』
声が震えた。
💛『だから…お前が悪いわけじゃない。』
ふっかの手が、まだ俺の手首を掴んでいる。
💛『…俺が勝手に好きになっただけだから。』
沈黙。
長い、長い沈黙だった。
やっぱり、言わなきゃよかった。
そう思ったとき。
💜「…ひかるさ、」
彼が、深いため息をついた。
💜「なんで…
一人で終わらせようとしてるの、?」
ふっかが困ったように頭を掻いた。
それから、ちらりと周りを見る。
💜「…外出よ」
💛『え、なんで?』
💜「はーやーく!」
💛『俺、まだ飲める…』
💜「もう呑んじゃだめ笑」
💜「ほら!」
彼は俺の上着を取って、
半ば強引にその肩にかけた。
その手つきが、あまりにもいつも通りで。
思わず、泣きそうになった。
店の外は、思ったより寒い。
夜風に当たって、少しだけ頭が冷える。
自分が言ってしまった事の重要さを知った。
💜「…。」
ふっかは静かに俺の隣に座る。
逃げたい。
でも、逃げたくない。
そんな矛盾した気持ちでいっぱいだった。
💜「…照?」
💛『っ、あ、はい、』
思わず敬語になった。
小さく笑われた。
💜「んふふっ笑笑」
💜「なんで敬語なの、笑」
💛『いや、なんか…』
💜「ほんと分かりやすいね」
💛『うるさ笑』
少しだけ、いつもの空気に戻る。
それが嬉しくて、同時に苦しかった。
彼は笑うのをやめると、静かに言った。
💜「…照は、本当に、俺のことすきなの?」
その質問に、頷く。
また起きる、沈黙。
ふっかは、呟いた。
💜「…そっか。」
💛『…。』
💜「あのさ、」
💜「俺…照が好意抱いてくれてるって、
気づけなかった。」
分かっていた。
気づかれていないことも、
気づかれてはいけないことも。
💜「…でもね、」
💜「高校のとき…
照が別の誰かと話してるだけで、
ソイツを睨んじゃうくらいには、」
💜「照しか見えてなかった、笑」
💛『…!』
胸の奥が、少しだけ痛んだ。
決して、期待してはいけない。
これは、
断るための優しい言葉かもしれない。
そう思ったのに。
彼の手が俺の頬に触れる。
💜「だから…」
💜「そんなこと言われたらさ…」
💜「…もう一回、意識、しちゃうじゃん、」
💛『…え、』
よく見れば、ふっかの耳や顔が赤かった。
酔いのせいとばかり思っていたが、
そうではないらしい。
💜「…せきにん、とって、」
💜「俺が自信を持って、
照のことスキって言えるようにして…?」
彼がぽつりと言った。
💛『…ほんとに?』
💜「ほんとだって、」
💛『…酔い覚めても?』
💜「覚めても!」
ふっかの顔は紅潮し続ける。
💜「…俺、明日になったら、
絶対恥ずかしくなる。」
💜「…死にたくなる、」
💛『それはダメ。』
少し食い気味に反応する。
💜「っ…ふふっ、あははっww」
ふっかが笑った。
その笑顔が愛しくて、愛しくて。
気づけば、手を伸ばしていた。
頭に、ぽん、と一度だけ。
💜「…ぁ、」
💜「…ぇ、////」
彼の顔はまた紅潮し始める。
💛『っ、ごめ、!』
💜「…大丈、夫、//」
昔から何度もしていた、何でもない仕草。
なのに今日は、
どうしようもなく特別に感じた。
💜「…ひかる、帰ろ。」
💛『あ…うん。』
💜「一緒に、」
💛『…うん』
一緒に。
その言葉が、妙に嬉しくて。
💜「あ、でも水飲んで。
めちゃくちゃ酒臭い…笑」
💛『ねぇ最後にそれ言う?』
💜「事実、笑」
2人で笑った。
それだけで、少し救われた気がした。
side.💜
翌朝。
俺は、ベッドの上で天井を見つめていた。
頭が痛い。
喉が渇いた。
気持ち悪くはないので、2日酔いはしていない。
…そして何より。
💜「ぅ…死にたい、」
昨夜の記憶が、
信じられないほど鮮明に残っていた。
照に「好き」と言われたこと。
高校時代から好きだったと、
全部ぶちまけられたこと。
自分も同じで、ずっとずっと、
心の何処かでは、照が好きだったから。
昨日は酔いに任せて、口からでただけ。
そして不意打ちの、頭ポンポン…
💜「…っ、うわああああ…っ!」
枕に顔を埋める。
無理だ。
もう照に会えない。
どんな顔して会えばいいんだ。
いや、会わないわけにもいかないけど。
昨日、何て言われたっけ?
『…好きなんだよ、』
💜「…っ、あああああ…!?/////」
枕を抱きしめて転がっていると、
スマートフォンが震えた。
画面には、見慣れた名前。
「照」
荒ぶっていた俺は固まった。
メッセージは一件。
恐る恐る開く。
昨日のナシにして、とか、
酔ってただけ、とか、言われたらどうしよう…
そう思った。
💜「…、」
ちら。
薄めにして見る。
「おはよ。起きた?」
短い。
いつも通り。
それが逆に怖い。
何と返せばいいのか分からず、
しばらく画面を見つめていた。
すると、また通知が来た。
「昨日のこと、覚えてるよね?」
俺は天井を見た。
涙が溢れそうだった。
勿論覚えてる。
全部覚えてる。
できることなら記憶を消したい。
でも、消したくない。
指先が震えながら、文字を打つ。
「覚えてるよ」
送信。
すぐに既読がついた。
それから数秒。
「今日、ひま?」
「すごい会いたい」
息を止めた。
そして。
「続き、話したい」
「昨日責任取れって言われちゃったし」
💜「っ!!!」
そんなことも言ったかな。
全部全部…酔ってたからだよ、
心臓がうるさい。
画面を握りしめたまま、
何度もその文章を読み返した。
昨日の続き。
それはつまり、告白の続きだ。
今までずっと、怖くてできなかったこと。
それを、照がリードしてくれているから。
俺は目を閉じた。
昨日、酒の勢いで告白した。
ずっと隠してきた気持ちを、
全部ぶちまけてしまった。
照がどう思ったかなんて俺にはわからないし、照が勇気を出して言ってくれた後だから、俺はただの意気地なしなのかもしれない。
でもきっと。
あれは、酔った勢いなんかじゃなかった。
何年も何年も、
胸の奥で温めてきた本当の気持ちだった。
だから今度は、酔っていない自分の言葉で。
ちゃんと伝えなくちゃならない。
俺はスマートフォンを握り直し、返信した。
「俺も会いたい」
送信してから、恥ずかしさでスマートフォンを投げそうになった。
けれど、すぐに返事が来た。
「じゃあ決まり」
この前の飲み会の時と同じやり取り。
それがどうしようもなく、
嬉しくなってしまった。
窓の外は、昨日より少しだけ明るい。
まだ恋人じゃない。
まだ、照の気持ちと完全に一緒かもわからない。
それでも。
ずっと一人で抱えていた恋が、
ようやく二人の間に置かれた。
今度こそ、
目を逸らさずにいられるだろうか。
俺は頬を押さえながら、小さく笑った。
💜「…好きだなあ、ほんと」
今度は、誰にも聞かれていない。
それでもその言葉は、
昨日よりずっと、まっすぐだった。
fin.
片方だけ酒にやられたっていう設定にしようと思ったんだけど、気づけば2人とも酒に狂わされてました))))殴
可愛いのできたら許してください…
そして酒に感謝を…😇😇
コメント
4件
めっちゃ甘々で大好きすぎるんだけど!!!!! もどかしい感じがまじでたまらんっ!!🤦♀️💕
お酒様✨ありがとうm(_ _)m 💛💜が結ばれそうです♪ だぁ〜😆🎉
まじでいわふか最高すぎる…💛💜 本当に酒に感謝🙏✨️
junp_
6,389
#めめこじ
junp_
1,280
はれる。
12,612