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なぎさ STPRリスナー
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閉所恐怖症のことが分かってから数日。
兄たちは、らぴすが無理をしないように今まで以上に気を配るようになった。
心音 「らぴす、ちゃんと寝られたか?」
らぴす 「う、うん……」
心音 「無理してない?」
らぴす 「してないよ」
ロゼ 「顔色はあんまり良くないけどな」
らぴす 「えへへ……」
メルト 「笑ってごまかした!」
らいと 「絶対ごまかしたな。」
みかさ 「今日も俺たちが見張っとくか。」
らぴす 「見張らなくていいよぉ……」
五人は顔を見合わせて笑った。
でも、その笑顔の奥には心配が隠れていた。
その日の動画撮影は、家の屋上で景色を見ながら雑談する企画だった。
心音 「今日は天気いいな。」
メルト 「めっちゃ気持ちいい!」
らいと 「景色も最高!」
みかさ 「らぴす、こっち来いよ。」
屋上の柵の近くから手を振るみかさ。
らぴす 「えっ……」
足が止まる。
屋上を見た瞬間、心臓がドクンと大きく鳴った。
らぴす 「お、おれはここで……」
ロゼ 「なんで?」
らぴす 「だ、大丈夫だから……」
一歩踏み出そうとした、その時。
下を見てしまった。
らぴす 「っ……!」
足が震える。
呼吸が苦しくなる。
景色がぐらりと揺れた。
らぴす 「こわい……」
心音 「らぴす!」
心音はすぐに駆け寄り、らぴすの肩を支えた。
心音 「下を見なくていい。」
らぴす 「しおにぃ……」
メルト 「顔真っ白」
みかさ 「高い所……苦手なのか?」
らぴすは小さく頷いた。
らぴす 「……うん。」
ロゼ 「高所恐怖症か。」
らぴす 「……ごめんなさい。」
らいと 「また謝ってる。」
メルト 「だから謝らなくていいって」
心音 「らぴす。」
らぴす 「……?」
心音 「これで秘密はいくつ教えてくれた?」
らぴす 「えっと……」
指を折って数える。
らぴす 「四つ……」
心音 「そうだな。」
ロゼ 「でも、まだ隠してることがあるんだろ?」
らぴすは少しだけ目を伏せた。
らぴす 「……うん。」
心音 「言いたくなったらでいい。」
らいと 「無理には聞かない。」
みかさ 「でも、一人で抱え込まないこと。」
メルト 「約束だからね。」
らぴす 「……ありがとう。」
少しだけ笑ったらぴす。
その笑顔を見た兄たちは、ほっと息をついた。
しかし、その日の夜。
らぴすはベッドから起き上がろうとして——
らぴす 「っ……」
ふらっ。
視界が真っ白になる。
立っていられず、その場にしゃがみ込んだ。
らぴす 「また……立てない……」
まだ兄たちは知らない。
らぴすの体に隠された、次の秘密を——。
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コメント
3件
うわあ、このエピソード……胸がぎゅっとなりました。閉所恐怖症に続いて高所恐怖症も明かされる流れ、でも兄たちが無理に聞き出さず「言いたくなったらでいい」と寄り添うのがすごく温かい。それなのに最後の“立てない”シークエンス、まだ隠してる秘密があるんだろうな……という不穏な伏線がゾクっとしました。体調の異変が何を意味するのか、続きが気になりすぎます!