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『クラスの陰キャ男子は”元”不良でした。』
Episode.18
ぷちぷち→👀
ぽん太→🐤
いむ→🐾
ひなこ→🎀
のあ→🍪
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
side:祭雛子 -matsuri hinako
🎀『染めたんだ。』
🍪「…ッ、え……?」
🎀『私、元々ぷっちーと同じ髪色だったんだ。似てるって言われるのが嫌でさ~。』
染めたのは事実だ。
私は、何も嘘なんか吐いてない。
🍪「……確かに、お二人って顔立ち似てますもんね、!ようやく謎が解けました…、!」
少し目を見開いていた先輩は、私の言葉を聞いた直後にいつも通りの笑顔を浮かべた。
…だけど、口角がミリ単位で歪んでいた。本人は多分自覚して無いだろうけど、多分これも作り笑顔だろうな。
🎀『謎って…それ程のことかなぁ?(笑』
眉を少し下げる。目を細める。発言の端々に少しずつ笑みを含ませ、吐息をたまに入れる。
自然な笑顔の作り方なんて、鏡の前で何度も練習したからずっと覚えていたし、体に染み付いていた。
笑顔を作らないといけなかったから、どんな場面でもずっと完璧な笑顔を作った。
ねぇ、先輩。知ってる?
笑顔って、こう作るんだよ?
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side:猫宮伊舞 -nekomiya imu
👀「てか、お前ら何書いたん?」
🐤「何書いた、って……」
現在、6限目の終わりかけ。 今日は5限目も6限目も文化祭の準備だったらしく、5限目の途中にぽん太の殺気で起きたぷっちーも準備に加わっていた。
まぁ、今日は教室の掃除だけだからぷっちーが起きてる必要は無いんだけど…
🐾(ぽん太が「生徒会ならやれ」って圧で語って来たからなぁ…)
『ってか、今気付いたけどアイツ普通に俺らより怖くね?』と言う本音は心の中で留めた。
流石の俺でも、キレモードのぽん太に喧嘩売るほどバカじゃねーしな…
🐤「おれは喫茶店にしました。まぁ、普通の喫茶店じゃないっすけどね……(ニヤッ」
ぽん太にしては珍しく、いつものぷっちーみたいにニヤッと笑っていた。
何か企んでいるのか。はたまた、俺らを混乱させる作戦なのか。
どちらかはまだ分からないが、彼なりに強く成長しているのだろう。 あのことを言っても、コイツはもうそこまで動揺しないな、と思うと、つい少し笑みが零れてしまった。
🐾『俺のはもう知ってるだろ?』
👀「…なんだっけ?」
彼を真似てニヤッと笑って問いかけるも、ぷっちーはとぼける様子も無く、ごく自然なアホの声を上げた。
むしろ、俺の方が呆気にとられた顔になっていたかもしれない。
🐤🐾「………」
🐤🐾「っ、はぁ…、??」
マジで引くような冷たい視線を向けると、ぷっちーの顔はいつも通りのバカな顔に元通りだった。
👀「ちょ、待てよ!引くなってば!!」
🐤「あ、すいません。つい……」
👀「ついでやるのもおかしいだろ!俺に弁解の余地はねぇのかよッ?!」
🐾🐤「うん。/はい。」
👀「ねーもーさあぁぁあ……!!!」
マジでコロコロ表情変わるなコイツ。
やっぱおもしろ……
🐾『はいはい、ごめんってw』
👀「その言い方辞めろや!!」
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side:祭雛子 -matsuri hinako
風に靡く綺麗な桃色の髪が、何故か昔の自分のように思えてしまった。
痛い 辛い 寂しい
……そんな感情はあまり考えたくも無かったから、今までずっと、出来る限り触れて来なかった。
お人好しだなんて言葉はわたしには一番不釣り合いだった。ただ、置いて行かれたくないだけ。嫌われたくないだけ。独りで居るのが寂しくて、辛くて、逃げられないから。
それなら最初から、逃げる必要が無いような状況を作れば良いと思っていた。
🎀(わたしとのあちゃんが似てるなんて…めっちゃ失礼じゃん。やだなぁ、ほんと…)
あのひとを見ると、みんなと一緒に過ごすと、どうしても自分に価値が無いように思えてしまう。みんなの方がわたしよりも恵まれてて、その度に嫉妬してしまう。
それが嫌だった。
昔のわたしを知られたくないってのも、もちろん理由としてあった。軽蔑されたく無かった。置いて行かれたくなかった。
もう、独りぼっちは嫌だったの。
──────────────
死にたい。
何回もそう願った。
どうしてそうならないのかな、なんて、誰にも聞かれていないはずなのに呟いてしまうことも沢山あった。
死にたいなら自分で死ねば良いのに、どうしてもまだ死ねなかった。
……でも、もうこれで終われるんだよね…!
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
side:松海冬知 -matsumi futi
嫌な予感がする。
👀『…わりー、俺ちょっと抜けるわ 』
🐤「え?!ちょっ、ぷちぷちさん?!」
ぽん太はまだ俺のすることに気付いてない。でも、ここで邪魔されるのだけは避けなければならない。
🐾「……あぁ。早く帰って来いよ?」
そのぽん太の前に立って、右腕で彼を制したいむは、俺の目をまっすぐ見て、いつにも無く真剣な表情でそう伝えて来た。
コイツなら、俺のしたい事もちゃんと分かってくれたんだ。
俺は、アイツを止めなきゃいけない。
何があっても。
どんな犠牲を、払ってしまったとしても。
例えそれが、
俺の命より大切なものだとしても。
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Episode.18
『「最低」』 終了
Episode.19・・・1/18
次回もお楽しみに。
-作者より-
さぁさぁ、ここから遂に終幕へと進んで行きますね!わぁ楽しみだ!!(他人事)
最近考えちゃうんですけど、推しを自分の手で、自分の書いた二次創作の中で苦しめてしまうって大罪なのかもしれないですね。
このシリーズ書き終わったらとびっきりハッピーなエンドでしか終わらないものを書かなければ償いにならないですわ……!!(?)
相変わらずふわふわ書いてますし、自分でも何が言いたいのかよー分からへん文章ですが、最終回多分そろそろなので待ってて下さい!
それではまた、来週のクラ陰で!
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