TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
あいつはきっと

一覧ページ

「あいつはきっと」のメインビジュアル

あいつはきっと

1 - あいつはきっと生きている

♥

3

2024年05月08日

シェアするシェアする
報告する

学校終わりの放課後

シ  (空き教室だ。)

シ  (誰かいる、、)

シ (たっつん、、、?)


そこに見えたのは今にも涙が溢れそうな目で顔が真っ青なたっつんの姿があった。


でも何より、腕が血まみれだった。

どこか怪我をしたのだろうか。


シ「たっつん?たっつん大丈夫!?」


たっつんの方へ近づく。


いつも親しく、ふざけあった友人。

見て見ぬふりをする訳にはいかない。


シ「、、、」


よく見たら切り傷だ。


た「、、、(チラ」


俺の表情を確認するように覗いてくる。

怖がっているんだな、、


たっつんの片手にはカッター


これだけで大概予想はつく。


おそらくカッターキャーというものであろう 。


シ(まぁ詳しい意味はわかんないけどカッター片手に血流してたらカッターキャーだよな、、、?)


いじめ?

クラスで1番いっていいほど人望があるたっつんが?


それに今のいじめの標的はしばらく不登校になっていて最近だんだん登校するようになってきた○○さんだ。

不良グループにいじめをうけている。


俺はあの子を守ったらからぴちのみんなに迷惑がかかる気がしてどうも助けられなかったな、、

他のからぴちメンバーも俺と同じ考えが多そうだった。


先生に言ったらいじめがグレードアップしそうだったし、、、

あの不良グループ短気の集まりだからな、、


でもたっつんだったら?


あいつは華奢な体のわりに勇気は人一倍ある。

というか逆にいえば後先考えない。まぁそこがあいつのいい所でもあるんだけどな。


助ける、だろうな、、


俺はそのまま、


何があったかを聞くことも無く


一緒に帰った


たっつんはさっきより落ち着いているように見えた。


でも、


きっとあいつは、今の俺よりもっと辛いだろうな。


当日


シ (みんなの仇を、だるまを倒すぞ!!)



シ「よし、これで最後だ!!」


➤だるまを落とす

  だるまを落とさない


シ(なんだ?これ)

シ(落とすだろ、普通)


〇だるまを落とす〇



シ「よっ」


投げた




?「あ、、!?」




シ(たっつん?)




だるまに勝った


栄光が俺をたたえる

俺の成果を見て感動したのか増えるファン


嬉しい、、



その日からたっつんのことをみていない

流石に心配になって警察へ行った。


シ(そういやだるまの動画からだな、、いないのは)


シ(でも、いじめのせいで死んだりとか、、)


数ヶ月たっても警察の捜査は成果なし


今になってやっと頭の整理が少し終わったくらいだ。


ああ、あいつは


消えたんだ。


深い絶望に


実際いじめとは関係があったのだろうか。

そんな何も分かんないまま消えたんだ。



苦しかっただろうな、、

loading

この作品はいかがでしたか?

3

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚