「風磨くん、次のオフってあるかな?お泊りデートしたい」
涼ちゃんからお誘いのメッセージが入ったのは少し前で最近予定が合わず、というか涼ちゃんが忙しそうで何度か誘ったけどなかなか会えなかったから、今日会うのは1ヶ月半ぶりくらいになる。
「お邪魔します、風磨くん久しぶり···最近会えなくてごめんね」
ドアを開けてにこにこしながら部屋に入ってきた久しぶりの涼ちゃんの可愛さに思わず口角が下がりっぱなしになる。
「ううん、忙しかったんだもん、仕方ないよ···けど会えてすごく嬉しい」
「僕も···」
ぎゅっとまずは久しぶりのハグ。
そして2人で夜ご飯を簡単に作ったりなんかして、あっと言う間に時間は過ぎていく。
「お風呂ありがとう」
お風呂上がりの涼ちゃんは珍しくゆるっとしたパーカーに短パンでパッと見、下を履いてないみたいで正直目のやり場に困る。
「可愛い服、着てるね···珍しい」
「えっ、嬉しい、今日のために買ったんだ」
くるり、と回って見せてくれる。
これ、一緒に寝てたら生脚が気になって仕方ないかもしんない···すごく可愛いけど。
「ほんとに可愛い」
「ありがと···ねぇ、風磨くんこっちきて」
もう眠いのかな?そう思いながら寝室についていくと、ベッドに俺を座らせてその上によいしょっと涼ちゃんがのってくる。
「りょっ···ちゃん···?」
「キスしよ···?」
これは本当に涼ちゃん?
ちゅっと音を立てながらキスをしてくる、けどいつもの軽いキスじゃなく舌が入ってきて吸われるような激しいキス。
「んっ···ふぅ、えへ···」
満足そうに、けど少し恥ずかしそうにしている涼ちゃんのそれが主張しているのがくっついてるところからわかってしまって俺は動揺してしまう。
そんなことお構い無しにそこをより押し付けるようにして更にキスをしようと顔を寄せる涼ちゃんを思わず止める。
「りょうちゃん···嬉しい、めちゃくちゃ嬉しいんだけど俺も男だからさ、これ以上はその···我慢できなくなりそうで···」
「なんで我慢するの?」
「だって···涼ちゃんに無理させちゃうだろうし、痛い思いもさせたくないし···そんなことする俺のこと怖くない?」
何にも知らない涼ちゃんに無理させるのは嫌だから。だからこれ以上は···そう思いながらも自分のもすっかり大きくなってしまっているのがわかって申し訳ないけど。
「いいよ。僕、風磨くんにされるのならなにも怖くないから···それに僕だってしたいの、そういうこと」
そう言ってまたキスされる。
涼ちゃんの舌が熱くてつい自分のも押し付けて噛むようなキスをしてしまう、溶け合うように気持ちがいい。
「涼ちゃん好き···触れたい、優しくするから」
かぷっとその首筋に軽く噛みつくと、あっ、と声をあげた。そのまま舌を這わして甘い首筋を舐めあげる。
「ふぅ···まぁ···」
甘く俺を呼ぶ声にゾクゾクとしてしまう。俺は可愛いパーカーをめくりあげてその胸にも舌を伸ばした。
「んっ···あ、ぁっ···」
「···嫌だったら言ってね」
「嫌じゃない···いいの、もっとして···」
そこをぷっくりとさせながら甘い声でそんなふうに言わないで。
止まらなくなりそうだ···。
希望通りにそこを指でいじめながら反対も舌で舐めて、たまに軽く噛んであげる。
「んっ···はぁ···ッ、ねぇ、下も、触って···」
そう言って腰を更に俺のものに押し付ける。やっぱり今日の涼ちゃんはいつもと違う。そう思いながらもズボンの中に手を入れて硬くなったソレをゆっくりなであげる。
「んん···そこ、あんまりしたら出ちゃうから···ッ、うしろ触って···?」
ちょっと待った、うしろ?うしろだと?今日の涼ちゃんどうしちゃった?
「涼ちゃん?わかって言ってる?そこは···いきなりは···」
俺はわかってる、涼ちゃんと付き合うことになってとにかく調べまくったから。なんなら俺がされる側になることまで想定してそれならそれでも受け入れなきゃ、とか考えちゃったりしたわけで。だからこそ準備やら何やらがないとそう簡単じゃないことも。
「···僕、ちゃんと準備したもん···こんな僕、いやだった?」
「じゅんび···って、えっ?嫌じゃないです···けど驚いちゃって···なんでそんなこと?」
たぶん俺はドッキリされた時くらい混乱して、驚いた顔してる···そう思いながら涼ちゃんを見ると顔を真っ赤にして瞳を潤ませながら俺を可愛く睨んでいた。
「だって···風磨くんとそういうことしたかったんだもん、それなのにしてくれないから···いっぱい勉強したの!恥ずかしかったけど頑張ったのに··· 」
涼ちゃん、俺としたかったの?こんなことを受け入れてくれようとしてたの?それが本当なら···めちゃくちゃ嬉しいわけで。
「ごめん···俺もしたかったけど、涼ちゃんのこと大切だからゆっくりしていかなきゃって勝手に思って···うれしいよ、本当に···。俺のものになってくれる?」
こくこくと頷く涼ちゃんをベッドに押し倒し、脱がしてからそこに触れると確かに柔らかくって···中もとろっとしていて、触れるだけでびくびくと体を震わせる。
「痛かったらちゃんと言ってね」
指を進めるとそこはきゅぅ、と締まったけど余裕がある···これ、ほんとに俺のためにここまでしてくれたんだ。
指を増やしながら中に触れると良いところに当たるのか涼ちゃんが腰を浮かせて可愛い声を上げる。
「ぁ···ッ、んっ、ひゃぁ···っ」
この前まで好きも知らなかった涼ちゃんが俺と付き合ってこんな風に今は喘ぎ声をあげながらもっと、って俺を求めてるなんて。完全に理性やら我慢が崩壊した俺は涼ちゃんを気持ちよくさせたいと良いところをひたすら責める。
「そこっ、そこだめ、···いいのッ、ぁっ、ぁぁんっ」
「可愛すぎ···俺のも中で感じてよ···」
指の代わりに俺のを挿れる。
少し最初はキツかったけど、そこはゆっくりと俺を受け入れてくれた。
「ぁ···ッ、ふまくん···の、おっきい···」
それは俺の理性を崩壊させるには充分な一言だった。
コメント
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はぁっ…!すき…
お付き合い編、書いて下さり本当にありがとうございます✨ 私の中の💜💛が補給され、満たされてます🫣 はるかぜさんの作品で読めたのが、また嬉しくて🙌✨
最後の一言?一撃がヤバい。確かに理性を持っていかれるなぁ?