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あいつらは…
イ「…此処でお出ましか」
イルが冷静に銃の弾を入れ替える
モ「お出まし?」
その時、向こうから声がする
?「おっ!俺の殺気に反応したと思えば、イルじゃねぇか!」
?「えっ!?イルなの!??」
相手の一人はニヤついていた
?「へぇ〜…イル君がいるのかぁ…」
?「…イルが相手か、面倒くさくなるな」
魔「さっきからイルの事ばっか話題に出ているが…あいつらとはどういう知り合いなんだ?」
イ「…同じ組織にいた、同業者だ」
メ「…嫌そうな顔してるわね」
ニ「嫌そうな顔…??メグはよくわかるね」
イルが口を開く
イ「言っとくが、あいつらは相当強い」
ニ「相当?それはイルと比べるとどれぐらい?」
”一人で私と同等の戦力を持っている”
「!!」
イ「まぁ、本気を出した私には及ばないがな」
モ「それでも、イルが本気出さなきゃ勝てないって…」
相手の方を見る
魔「どれだけ強い相手なんだ…」
?「話は終わった?」
?「俺たちゃあ、イルとの感動の再会と行きたい処なんだが…用があるのは其処の白頭だ」
そう言いながらニグの方を指す
ニ「私!?」
瞬時に周りが戦闘態勢を構える
イ「面倒くさい事になったな」
モ「とりあえず、守るしかない!」
メ「私は久しぶりの戦闘ねぇ…」
魔「ニグは絶対離れるなよ!!」
ニ「私も戦闘員なの忘れてない…?」
一斉に攻撃が始まる
それぞれに人が散らばり、一対一の状態となる
?「楽しもうぜ!なぁ!?」
イ「…楽しめはしないが」
イルは冷静な表情を保っていた
…が、内心は少しまずいと感じる
何しろ、こいつが一番強い
私が負けたら、ニグが勝つ保証は無いだろう
面倒くさい事になったとまた思う
?「作戦会議は終わりか?」
相手がチャキッ、と銃を突き出す
イ「お前相手に作戦会議なんか、必要無い」
イルも愛用するデザートイーグルを構える
・
?「えー!私、刀使いが相手?」
モ「悪かったね!刀使いで!!」
相手は二丁拳銃をくるくると回している
刀と銃は相性悪いのに…と思う
?「あんた、イルより強いの?」
モ「相棒と同じかな。多分」
何しろ、イルとは戦った事が無い
イルと同等…いや、それ以上強いとは思うが。
?「”相棒”…ねぇ」
相手がニヤける
その笑みが少しゾクッ、と来た
?「その口塞いでやるよ!!」
相手が銃を構える
・
?「へぇ〜…僕の相手は君か」
メ「貴方は刀を使うのね」
まじまじと刀を見つめる
?「だって、銃って弾を入れる時間が命落とすと思わない?」
メ「それ、イルに言ったらすごい反論されるわよ…」
相手がくるくると刀を回す
?「じゃあさ、僕がイルを殺せばいいじゃーん」
少し違和感を覚えた
メ「…貴方、本当に同じ組織だったの?」
?「何言ってんの、そうに決まってるでしょ」
チャキ、と刀を構える
?「まぁ、まずはお前を倒してからだね」
メ「貴方に負けるつもりはないわよ」
双方、同時に攻撃を出す
・
魔「あんた、強そうだな」
?「そうか、私は強く見えるのか」
何言ってんだ、こいつ…
その瞬間_
ガキンッ、と目の前に展開していた魔法陣にナイフが当たる
?「…バリアを張っといたのか」
魔「念の為張っといて良かったぜ、あんた、見た目から卑怯そうだったからな」
?「…は?」
相手の銃を持つ手が震える
確実に怒っている
だが、これで良い
魔「さっさと始めようぜ?」
?「…そうだな」
相手が銃を構える
パァンッ、と甲高い音が響く
モ「ぐっ…!!」
?「ざんねーんw」
相手の初動の方が早かったのか、肩を撃ち抜かれる
ドサッ
イ「モナ!」
パンッ、と横から銃声が鳴る
?「おいおい、まさか俺の相手をしない訳じゃねぇだろうな」
イ「チッ…」
?「私に勝とうなんて、何年早いと思ってんだよ」
そもそも、刀と銃じゃ圧倒的に銃の方が便利だ
銃は飛び道具だから
その時、目の前に見慣れた大鎌が現れる
モ「ニグ…!?」
ニ「私が狙いなんだろ?だったら私にかかってこい」
?「やっと本丸登場かよ」
ニグの肩を掴む
モ「ニグ、あの人強いよ!飛び道具じゃない大鎌じゃ勝てないって!」
ニ「でも、このままだとモナが殺される可能性がある。」
ニグの言う事にも説得力はあった
でも、命が狙われている以上、前線に出てほしくない
?「じゃあな〜」
相手が即座に銃を構え、撃つ
大鎌で防ごうとした時_
ニ「ッ…!」
右肩に激痛が走る
肩が上げられない、このままじゃ、
死_