ノア潔です
リクエストありがとうございます!
付き合ってます
2人とも恋愛初心者です。死ネタ⚠️
告白は俺からだった
ドイツには告白文化はないということも知らずにだったのだが
告白相手はノアだ
ノアは2文字で了承してくれた
今そこで踊り狂ってしまうぐらいには嬉しくて死んでもいいと思ってしまうほどだった
2人とも初めてな分それを互いに支え合って生きていこうと心に決めていた
のだが…
「っ…なんで、なんでノアはいつも1人で勝手に進んで決めてしまうんですか!」
「合理的に判断した迄だ」
「だからって…恋人にひとつやふたつの相談はあってもいいと思います!」
「それをして何になる、これは俺一人で解決できる問題だ」
「そういう事じゃなくてっ!」
ことの発展はノアの熱愛報道だった
ノアは無駄を嫌い全てもサッカーに尽くすタイプで休日でさえサッカー以外なら全て無頓着
けれど恋人になってくれてからパパラッチには気をつけてくれていた
だから今回が初めての熱愛だったのだ
「俺は貴方の恋人です!」
「俺が浮気するとでも思っているのか?」
「そういう訳じゃっ」
「そうだろう、今疑っているのだから思っているんだろう?」
「っ…当たり前ですよ、大好きですもん…あなたの事が、大好きなんですよ」
「…そうか」
「っ、貴方はいつもそうだ…俺が大好きだと言っても何も返してくれない、短い言葉で返してくれるのみ…告白の時もそうだった」
「今は関係ないだろ」
「大ありですよ!俺とノアが付き合い初めて約3ヶ月です!愛の言葉一つや二つ投げかけていてもおかしくないでしょ!」
「…そうか、俺にそういうのは分からない。それに熱愛についてだが、あれはお前には関係ない話だ」
その言葉を聞いていつの間にかノアと同居していた家から飛び出してしまっていた
恋人なのにあの言葉はないだろう
お前には関係ない?それはどういう意味なのか
本当は浮気をしているんじゃ?ノアのことだ、絶対にありえない
有り得ないはずなのにそうなのかもと思っている自分がいる
「…追いかけてきても、いいじゃないですか…」
いつまでも恋人になっても敬語は抜けない
ノアは気にしないと言っていたがいつか家族になる将来を描いていた
恋人として逃げているのは俺の方なのかもしれない
ノアside
「俺、あなたの事が好きなんです…付き合うとか高望みはしません、唯この気持ちを伝えただけで充分です」
「…もし、俺がその告白に了承したらどうする?」
「…え」
初めはこうだった
正直言って俺はあいつの事を愛しているのだと思う
確信がつかないのは、自分の感情を昔から出さなかった性格故に自分の気持ちがわからなくなっていた
だから好きだと言われても俺にはそのような気持ちが分からないから簡単な言葉で返していたんだ
それが裏目に出てたんだろう
熱愛に喧嘩が続き今までの日常的日々があいつの不安を押し潰した
わかっていた
このままではこの日常は無くなると
わかっていたんだ
俺の気持ちをこのまま押し殺すのはいけないと
わかっていたはずなんだが…
「お前には関係ない話だ」
心配をかけたくなかった
だから無駄な不安を積もらせないようにそう伝えた
だがあいつは外に飛び出し走っていく
追いかけたかった
だが俺が追いかけてもいいのかと躊躇ってしまった
怯えたんだ
あいつのそばにいることを
俺らしくない行動にも混乱した
俺の小さな躊躇であいつを追いかけられなかった
あいつが出ていった数時間後
「クソキモクソきしょクソ最悪」
「クソを連発して言うな」
生意気な後輩にアドバイスを求めた
元々こいつも感情を相手に伝えることはベイビー級に下手だ
体で表現しているらしいが
「なんで俺がこんな奴のために…」
「で、どう思う」
「あ?…俺は恋人とかいたことねぇしわかんないっすけど、今のお前の行動はクソ以下クソ虫クソゴミっす」
この言われようだ
「…だから恋人ができないのか」
「作るなら作れるッスよ…俺はこんな無駄な時間を過ごしたくないから短直に言うぞ、逃げるんじゃねぇクソ指導者」
中指を立てながら出ていく後ろ姿は生意気のまま
「…何をだ?」
この時の俺はまだあいつの言葉の意味がいまいち理解出来ていなかった
俺はあいつが喜んでくれるよう贈り物は欠かさずに送った
だがそれは最初の二三回だけであいつも喜んでいたがだんだん顔が暗くなっていた
「欲しくないものだったか?」
「いや、そうじゃなくて…勿論嬉しいんですけど…」
辿々しく簡潔に言わないことに少しイラついたがこれは俺の落ち度だと考えその時は場を収めて終わった
やはり言葉が欲しいのだろう
物ではなく言葉
言えばよかった
だが簡単に言っていいものなのか
まだ自分の気持ちをわかっていないのにそう簡単に言っていいのだろうか
プルルッ
ネス?何故…
「なん「大変ですノア!!世一が…!」
本当は今日このドイツミュンヘンの下でプロポーズをする予定だった
この寒くなってきた中で手を繋ぎながらちゃんと俺の事とこれからのことあいつへの気持ちを伝えようと思っていた
だが喧嘩が勃発してしまいクリスマスにするともいいと思っていたんだ
…そんな軽視しすぎたのが行けなかったのかもしれない
「世一!」
世一の笑顔が好きだった
笑っている世一は可愛らしく美しく幸せだった
「世一…?」
お互い将来を考えていたから下の名前で呼び会おうと提案したがまだ心の準備が…と俺だけ呼んだ世一の名前
一ヶ月前から指輪をポケットやカバンなどにいつでも出せるよう入れていた
世一が寝てる隙に指の太さを測ったりどれにしようか世一に似合う石は何かとか楽しみにしていた
「なぜ反応しない」
呼びかけたらすぐに振り向いて頬を膨らませ「なんですか?」なんて幸せそうに言う世一のことが好きだった
何事にも興味津々で目を輝かせはしゃいでいた世一のことが大好きだった
俺が疲れていたらすぐに気づきオロオロしながらも甘やかそうと尽くしたり愛の言葉を沢山投げかけたりする世一のことを世界一愛していた
愛していたんだ
とっくにうちに確実に俺は世一のことを愛していた
「…すまない、世一…気づくのが遅くなって…」
「ノア!世一が死んだって…!…嘘だろ」
遅すぎた
「…すまない」
手遅れだった
もう今更だった
時間は戻ってこない
何を嘆いても
「…愛してる」
戻ってきやしない
「愛してる…世一」
相手にも伝わらない
伝わりっこないんだ
「…帰ってきてくれ…世一っ」
愛してる
潔世一への愛を確実に理解してきた途端にあいつ呼びから世一と呼ばしています
長めに作りたかったのですが簡潔にまとめてしまったのは残念です…
見てくれた方ありがとうございます
24/12/14
コメント
8件
めっちゃ感動しました😭
師匠!!神ってます😭😭