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はじめまして〜、おカツ丼です!
自己紹介はプロフィールに載せているので、見ていただけると嬉しい限りです🤗
じゃあ早速夢小説かいていきます!
宜しくお願いします!
⚠︎注意⚠︎
夢主=〇〇
短編なので好都合展開
誤字、脱字の恐れあり
キャラ崩壊の恐れ
語彙力皆無
死亡表現あり!!
(はじめましての第一話でめっちゃ重くてごめんなさい)
⦅パクリじゃ無いです、完全二次創作です!⦆
〈枠〉
夢主…「」
ハイキューキャラ…『』
※また後々増やす可能性が御座います。ご了承下さい。
本編どうぞ!
————————————
【二口堅治】
「ねぇ堅治、もし私がいなくなったらどうする?」
その日の〇〇はいつも通りの笑顔で、フッと問いかけてきた。
『やだな、縁起わりぃこと言うなよ』
「だーいじょうぶ、私身体強いもん!」
そう言って、〇〇の額を軽く小突いた。
——その優しさが今も胸を締め付ける。
私の身体は、もう長く無かった。
小さい頃から患っていた心臓の病気…。
それでも、堅治に会えたから。
君に出会ってから、生きることがこんなにも幸せだなんて知らなかった。
堅治と出会ったのは、梅雨明けの蒸し暑い日。
バレー部の練習試合をこっそり見ていた時、声をかけてくれたのがきっかけだった。
『ん?お前□□高のマネ?』
「ぇ。あ、…その、見てた…だけ、です」
『あ、そーなの。見学かなんか?珍しいな』
そう言って話しかけてくれた二口の声は、不思議とあたたかかった。
…気づけば、毎日のように連絡を取り合って、
放課後に寄り道して、
他愛もない話をして、
どこにでもあるような青春を、私は君と一緒に過ごしてきた。
けれどそれは、もうそろそろ終わりそう。
堅治だけには、病気のことを隠していたかった。
弱いところなんて、見せたく無かった。
泣いてる顔も、見せたく無かった。
『何でそんなに頑張るんだよ』って、聞かれたこと、あったね。
私はいつもこう言ってた。
「だって、”堅治の隣にいたいから”。」
嘘じゃない。
本当は怖くて、苦しくて、眠るのが怖い夜があった。
でも、堅治の声を聞けば全部、消えてく気がしたんだ————。
最後の日は、桜が舞い散る春だった。
少し前から入退院を繰り返していた〇〇。
ベットの上で、窓の外の桜が風に揺れているのを見ていた。
「…綺麗」
ガラッ
ふいに病室の扉が開かれる。
『…はーッ、はーッ、…』
「ぇ、…な、んで…」
〇〇の目の前にいたのは、二口だった。
汗まみれで、肩で息をして…。
私の手を握ってくれた。けれど二口は泣いていた。
『嘘つき…、なんも…、なんも大丈夫じゃねぇじゃん……、』
私は微笑んで首を振った。
「…ぅん、…ごめんね。でも、来てくれてありがとう。凄く嬉しい。……堅治に最後に会えて本当に良かった…。」
〇〇の手はあたたかかった。
最後に聞いた〇〇の声は震えていた。けど、いつも通りの笑顔で、俺を見てくれていた。
「堅治…大好きだよ…」
この言葉、ちゃんと届いてるかな。
でも私は信じてる。ちゃんと伝わってること。
季節が変わっても、桜が散っても、
きっと私は、君の中で生きている。
冗談みたいに笑ってた堅治、静かに涙をこぼす堅治。
その全てが私の大切な宝物。
ありがとう、堅治。
こんな私を、好きでいてくれて。
さようならは言わないよ。
………またいつか、ね。
短編おわり!
次はこんな感じのお話を二つ書かせていただきます!
それではまたどこかで〜😪