学園長『あぁ、接着剤のカスがついていたよね』
学園長『私も気になっていたんだけどねまぁ大丈夫だろうなって思って』
学園長『大雑把な性格なんだよ私は』
学園長『わーはっはっはっ』
そう言って盛大に笑う学園長。
ここは笑うところ…..?
イケメンさんもほがらかに笑っている
から、私もぎごちなく笑顔を作った
学園長『それにしても、今まで誰も気に溜めなかったのに、今日編入してきたばかりの君が気づくなんて….やっぱさすがだな』
今度は真面目な顔つきで、
大きく頷く学園長。
そんな学園長の言葉に、イケメンさんが
私に視線を流した。
??『…….編入生?』
小さな声で呟くのが聞こえ、そうなんで
す。と、私は頭を軽く下げる
褒められることでもないのに、
なんだか恥ずかしい//
学園長『ところで、始業式前に二人が会ってよかった。』
学園長『これから仲良くしてもらわないといけないからな』
それはどういう意味…..?
なんて聞く暇もなく、学園長は意味深な
笑みを浮かべて去っていった
学園長の姿が完全に見えなくなると、
私はイケメンさんに向き直り、
頭を下げた
○○『あのありがとうございました!』
見ず知らずの私を助けようとしてくれた
なんて…
内面までイケメンすぎて、こんな人が
本当に世の中に存在するんだ、って
心から思った。
??『俺はなにも』
??『それに壊していなかったんだから』
??『俺こそごめん。早とちりだった』
○○『いえっ!私、もう生きた心地がしなくて、、、』
??『ㅎㅎ』
整った顔が綺麗に緩む
寸分の狂いもなく設計された宝のような
顔だな、って思う
??『学園長に褒められることなんかそうそうないことだよ。』
??『さすがうちの学校に編入してくるだけあるね。』
??『ところで何年生?』
○○『今度、2年生になります』
??『ふーん….』
イケメンさんは何年生ですか?
なんて、図々しく質問するのも悪いと
思って聞けなかったけど、その反応は
先輩なのかも
同じだったら、「あ、同じだ」とか普通
言うよね
○○『あの、お礼に何かさせて下さい』
やっぱこのままじゃ私の気が済まなくて
ジュース奢るとか、そのくらいしか思い
つかないけど、
??『礼なんていいよ』
○○『ダメですっ!』
キッパリと言い切ると、イケメンさんは
少し驚いた顔をして、私にジッと視線を
落とす。
私、昔から強情って言われることが
あるんだ。
見た目は大人しく見えるらしい、、
意外ってよく言われてたっけ….?
ーNEXTー
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